名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/06/08 - の記事

ロンリー・コンバット!

タイトル:ロンリー・コンバット!(小説:角川書店)
作者  :ひなたまさみち:日向まさみち
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

タイトルがこれで、表紙絵がこれなんでまあ内容はおおよそ想像がつくとは思いますが……

かなり洒落にならん物語です。犯罪行為はないけれど、あまりの痛々しさにもう見てられない。特に真性の人が読むとショックで倒れるかも。

このサイトで取り上げてはいますが、内容的にはラノベじゃないです。異能もコメディもありません。それだけに本書で扱われるロリコンも笑って済ませられるギャグネタではなく、もっとずっと重いものです。
ゆえに心して読んでください。ただ、痛々しくはあるけれど読む価値はあります。

なお、作者名に聞き覚えがあるような?と思ったアナタ、正解です。作者は「本格推理委員会」でデビューしています。かなりその人生には紆余曲折があったようですが、再びこの世界に戻ってきました。

ココロコネクト クリップタイム

タイトル:ココロコネクト クリップタイム(小説:ファミ通文庫)
作者  :あんださだなつ:庵田定夏
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

基本的にフウセンカズラの介入は一切なし。純度100%の青春小説が楽しめますっ!

FBonlineに掲載された短編3つと、書き下ろしが1つ。
文研部の平和なな日常を綴ったただの挿話集ではなく、特に書き下ろしについては新入部員編となっていて、新たなるココロコネクトワールドの幕開けでもあるのです。

個人的にはむしろこのまま普通に学園小説が続いても全然あり! 非常に満足です。