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11/06/25 - の記事

本日の名台詞

「――怯むな、背筋を伸ばせ。私は”英雄”を背負っているんだ。背負ってきたんだ。こんなものに敗北することなんて許されない」


タイトル:テンプテーション・クラウン 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ルヴィ・アルスレイ (208 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

最強の選定者「王冠」クラスにのみ作用する”魅惑”の力を、図らずも手にしてしまった少年と、王冠の少女たちの物語。ただのハーレムものだと侮るなかれ。

それでは台詞解説。
「英雄」の力を一時失って、うろたえてしまっていたルヴィ。さんざん回り道はしましたがそこで倒れる彼女ではないのです。

テンプテーション・クラウン 2

タイトル:テンプテーション・クラウン 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

つい先日読んだ1巻では、うまいことハーレムものの設定を作ったな&なかなか構成が良いな、と思っておすすめにしてましたが……

2巻読んで評価が跳ね上がりました。赤枠おすすめで。

物理的な力は皆無で、ただ警戒されずに強力な選定者に作用する”魅惑”の力、とこういう設定はハーレムものが非常に作りやすいと言えます。
でもこのシリーズ、なあなあのハーレムものに逃げない作りが随所にあって、すごく好感が持てるのですね。

・主人公には既に好きな人がいる。
アプローチはろくにかけれていませんが、それを理由に告白自体ははっきり断るなど軟弱なようでいて芯の通った性格です。

・ヒロインもちゃんと好きということを表明している
雰囲気で察しろよ!で終わりではなく、きちんと言葉にしてます。

・主人公が魅惑を利用しないこと
ここについては2巻をとくと見よ!ってことで。ちょっとびっくりしました。

テンプテーション・クラウン

タイトル:テンプテーション・クラウン(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

2巻が出るのに、ずっと1巻積んでてあわてて読んだわけですが……
……おもしろかった。なんてこった、積んでてすいませんでしたorz

強力な能力者にしか作用しない、特殊な「魅惑」の力がある日突然発現して、学園で有名な選定者に一目惚れされてしまった!という形で始まる異能アクション&ラブコメ。

これは上手い形でハーレム形成してますねー。異能アクションの処理の仕方、能力方面では役立たずの主人公の生かし方など、ストーリー部分もおもしろかったです。おすすめ。