名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/02/17 - の記事

本日の名台詞

「俺が全部ひっくり返してやるよ。お前の言う、0の確率ってやつをな」


タイトル:アンチリテラルの数秘術師(小説:電撃文庫)
作者  :うづきやぎ:兎月山羊
絵師  :笹森トモエ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :冴上誠一 (224 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

理数系バトル。確率を操る敵との戦いが熱い!

それでは台詞解説。
確率を操る敵との圧倒的に不利な戦いですが、誠一はそこからわずかな勝機を見いだし的に宣言します。おおおお、いいですね!

シロクロネクロ

タイトル:シロクロネクロ(小説:電撃文庫)
作者  :たうべさだと:多宇部貞人
絵師  :木村樹崇
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞<大賞>受賞作。

ゾンビ小説。
死せる彼をつき動かすのはエロパワー!
……うん、エロは死んでも直らないってことだね。

アンチリテラルの数秘術師

タイトル:アンチリテラルの数秘術師(小説:電撃文庫)
作者  :うづきやぎ:兎月山羊
絵師  :笹森トモエ
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。

これは他の三作品とはちょっと趣が違いますね。
理数系アクション。そしてシリアス基調。
「0パーセントの確率を変える」とか燃えますよね! 設定とかそういう部分に燃えを感じる人はぜひおすすめ。

アイドライジング! (電撃文庫 ひ 7-1)

タイトル:アイドライジング! (電撃文庫 ひ 7-1)(小説:電撃文庫)
作者  :ひろさわさかき:広沢サカキ
絵師  :CUTEG
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞<金賞>受賞作。

戦うアイドル!
最新技術が詰め込まれたバトルドレスを身にまとい戦うというエンターテイメント対戦バトル・アイドライジングの世界に飛び込んだ一人の少女の物語です。
アクションとしてもいいんですが、主人公の少女・モモを支えるのが男じゃないんですよ! これは意外と大きな要素じゃないでしょうか。
というわけで、ラブコメ食傷気味とか百合スキーな方にはぜひぜひ。おすすめ。

11/02/16 - の記事

はたらく魔王さま!

タイトル:はたらく魔王さま!(小説:電撃文庫)
作者  :わがはらさとし:和ヶ原聡司
絵師  :029
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。

庶民的な魔王さまがあまりにもツボです。
勇者と魔王の戦いのさなか、異世界から空間ゲートを通って、地球にやってきたものの魔力を補充できずただの人になりさがった魔王と勇者。当面帰ることもできず、魔王様の六畳一間での生活が幕を開ける! おすすめ。

11/02/11 - の記事

青春ラリアット!!

タイトル:青春ラリアット!!(小説:電撃文庫)
作者  :せみかわたかまる:蝉川タカマル
絵師  :すみ兵
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞<金賞>受賞作。

青春とはバカなままで突っ走れること!
うん、野郎のバカっぷりが半端じゃないですね。特に月島。なんかもう実質の主人公じゃないか?

Fate/Zero(2) 英霊参集

タイトル:Fate/Zero(2) 英霊参集(小説:星海社文庫)
作者  :うろぶちげん:虚淵玄
絵師  :武内崇
デザイン:?
編集  :?

聖杯戦争、7人のマスターがやっと出揃った……と思ったら、しょっぱなから激熱な展開なんですがっ!!

大ヒットゲーム「fate/staynight」で少しだけ語られている第4次聖杯戦争の行方を描く、バトルアクション。結末だけはわかっているといっても、やっぱり燃えるものは燃えるのです!

11/02/09 - の記事

本日の名台詞

――歌えない恋の歌もある。


タイトル:とある飛空士への恋歌 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :いぬむらころく:犬村小六
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?
キャラ :(アリエル) (308 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

あえて詳しくは説明しませんよ?

実る恋もあれば、破れる恋もある。そういうことです。さらにいえば敗れるというよりも、実らせてはいけない恋もある、そんな様を見事に一文で表現していますね。

オワ・ランデ! 2 とろけるモノの愛し方

タイトル:オワ・ランデ! 2 とろけるモノの愛し方(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かみあきまさふみ:神秋昌史
絵師  :イチリ
デザイン:?
編集  :?

童貞を卒業するためにサキュバスを呼び出したものの、相手はあまりにも上級の夢魔で触るだけでもあの世に行けてしまうためにお触り厳禁という設定だけみるとエロコメなんですが、実は意外と露骨にえっちなシーンはあまりなかったり。
むしろストーリー的には燃えの部類に入るような気がします。
いや、まあ主人公は煩悩満載ですけどね?

ロセリーと分かれたはずの直純。しかし絆はまだ繋がっていた……

さて。
以降、物語の紹介から外れて完全に脱線します。

とある飛空士への恋歌 5

タイトル:とある飛空士への恋歌 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :いぬむらころく:犬村小六
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?

ほんと、「絵になる」物語ですよね……
「あの」シーンは特に脳裏に浮かんできます。

空賊によって絶望かと思われたイスラの旅路。
クレアによって活路は開けたが……。感動のボーイミーツガール完結編!
で、非常に良質なストーリーでしたのでおすすめです、と未読者にアピールしてから以降はネタバレありの感想モードに入りますのでご注意を。

11/02/08 - の記事

世界の危機はめくるめく!7

タイトル:世界の危機はめくるめく!7(小説:ファミ通文庫)
作者  :さとうりょう:佐藤了
絵師  :ふじまたくや:藤真拓哉
デザイン:?
編集  :?

スカートめくりで世界を救うという、「なんじゃそりゃあ!」な一発ネタかと思ったら普通のラブコメっぽくなったかと思ったら、だんだん雲行きの怪しいシリアスな展開になってきてどうなることか思っていた完結巻。

やってくれたぜ!!

なにがどうやってくれたのかは、深刻なネタバレは回避しますが一応少し下へ。

11/02/07 - の記事

ココロコネクト ミチランダム

タイトル:ココロコネクト ミチランダム(小説:ファミ通文庫)
作者  :あんださだなつ:庵田定夏
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

文研部の男女5人を起こる人格の入れ替わりや、体の変化などなど超常的な何か。
そんなすったもんだを通して、傷つきながらも互いの絆を強めていくという青春グラフティ。

4巻で起こるのは、自分の感情が相手に伝わってしまうという「感情伝導」なんですが……しょっぱなからなんかすごいことになってるんですけど!!

倒錯クロスファイト

タイトル:倒錯クロスファイト(小説:メガミ文庫)
作者  :うちだしゅん:内田俊
絵師  :なべしまてつひろ:鍋島テツヒロ
デザイン:?
編集  :?

【第2回メガミノベル大賞】金賞受賞作。

よく調べてみたら、MF文庫Jの「喰-Kuu-」でもなにげに受賞してたんですね。両者ともに読んだ素直な感想としては、おそらく作者の真髄はこちらの受賞作の方にあるのではないかと思われます。黒スト、ショーツなど至高の繊維の座をかけて戦うバトルものなんですが、フェチというか完全に変態の領域に突入してます。けどこれがなかなかにおもしろいんですよ! バカ小説としておすすめ。

2011年2月 の新刊情報 電撃文庫

今月は新人賞作品がどどーんと5作も!

シロクロネクロ[第17回電撃小説大賞<大賞>] 多宇部貞人
アイドライジング![第17回電撃小説大賞<金賞>] 広沢サカキ
青春ラリアット!![第17回電撃小説大賞<金賞>] 蝉川タカマル
はたらく魔王さま![第17回電撃小説大賞<銀賞>] 和ヶ原聡司
アンチリテラルの数秘術師[第17回電撃小説大賞<銀賞>] 兎月山羊
デュラララ!!×9 成田良悟
ロウきゅーぶ! (7) 蒼山サグ

ウチの姫さまにはがっかりです…。 2

タイトル:ウチの姫さまにはがっかりです…。 2(小説:電撃文庫)
作者  :すずきすず:鈴木鈴
絵師  :藤真拓哉
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

タロットの御主人様。 10

タイトル:タロットの御主人様。 10(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :YUKIRIN
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/02/05 - の記事

まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

タイトル:まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

地の文がほぼ存在せず、会話のみで話が進行する特殊な形式、そしてファンタジー世界に経済という要素を持ち込んだ非常に異色なシリーズです。

1巻の序盤は、かなり読みにくく感じたものですが……
いや、人間慣れるものですね! もはや全く読みにくさを感じません。というわけで、もしも「読みにくいからなあ」という理由で敬遠している方がいるのだとしたら、それは杞憂だと言っておきます。
さて2巻。
勇者と他のレディースのいちゃいちゃ、いよいよ本格的になるマネー戦争などなど、見所はいっぱいです!

11/02/03 - の記事

子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫 229-2)

タイトル:子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫 229-2)(小説:スニーカー文庫)
作者  :がんぐどう:玩具堂
絵師  :籠目
デザイン:?
編集  :?

日常ミステリ。
生徒会が主催する、生徒たちの悩みをなんでも解決する相談会「迷わない子ひつじの会」。そこへ持ち込まれる一風変わった依頼の数々を解決していくというストーリー。、依頼を解決する安楽椅子探偵と助手が、いずれもくせ者でしかも捻りがきいてます。
恋愛、謎とき、キャラクター性などの要素が非常にうまく融合しているライトなミステリでおすすめ!

バカとテストと召喚獣9

タイトル:バカとテストと召喚獣9(小説:ファミ通文庫)
作者  :いのうえけんじ:井上堅ニ
絵師  :葉賀ユイ
デザイン:?
編集  :?

今回はシリアス回でしたね!(ただしバカテス基準で)

確か1巻が書かれた当時、試召戦争については、システム周りはあまり作りこんでなかったみたいで、その後もぼちぼち細かい設定は出てきたけど、細かいシステムを本格的に利用して戦いを有利に運ぶという展開はシリーズ初で、ちょっと新鮮でした。
あと、明久と雄二のあのシーンには、男の自分でもぐっと来るものがあったので、私の知り合いのとある人が悶え転がるのも納得ですええ。

11/02/02 - の記事

B.A.D. チョコレートデイズ(1)

タイトル:B.A.D. チョコレートデイズ(1)(小説:ファミ通文庫)
作者  :あやさとけいし:綾里けいし
絵師  :kona
デザイン:?
編集  :?

B.A.D.の挿話集。
とはいえ、小田桐君の最大のトラウマと言える、静香とのエピソード絡みの話や狐誕生秘話?など内容は本編にとって非常に重要なものです。

いわゆる怪異を扱ったシリーズなんですが、主人公はちーっともかっこよく描かれないし、ヒロインに至ってはもはや化け物。世の中には山ほどラノベがありますが、が、世間のたいていの作品に出てくる設定上はほんものの神様よりも、繭墨あざかの方が間違いなく神様の視点を持っていると言って過言ではないでしょう。

3月20日(日)、名古屋市大須でラノベ朗読オフを開催します。

「朗読少女」で、ライトノベルを朗読で聞くというレアな体験をして、「ライトノベルを朗読で聞くのってなかなかおもしろくないか?」と。
で、思い立ったが吉日、このオフ会を開催しようと思い立ちました。

日時  3月20日(日)午後1時15分より
会場  名古屋市中区大須三丁目30-86   第一アメ横ビル 4階第三会議室
参加費  500円→チャリティ形式に変更

11/02/01 - の記事

2011年1月読んだ本から特におすすめのラノベをピックアップ!

長らく月間のまとめをさぼってました反省してます。
その月に刊行した本、って括りのまとめな実現不可能とようやく悟ったので今後はその月に読んだ本から、ピックアップしていきます。
ざっくりとなら、トップページ上部に表示されているものをチェックしてもらえればいいんですが、それでもまだ多いですから三冊に絞ってのご紹介。リンク先はおすすめ本の紹介文に飛びます。

  

○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド

タイトル:○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきもとはじめ:月本一
絵師  :日高フウロ
デザイン:?
編集  :?

第12回えんため大賞特別賞受賞作。

あらすじとか帯を一切確認せずに読み始めたら、序盤のノリがかなりぶっとんでいたので電波系コメディだと思っていたら熱い野球小説でしたというサプライズが待ってました。

最初の電波はどこへやら(いや終止健在とも言えるのだけれども)、ページを追うごとに王道な青春ですスポ根です。ただ、野球小説としては気軽に読める体裁になってますね。おすすめ。まあ、個人的な指標としてスポ根はよほど出来が悪くさえなければプラス補正がかかるんですが、そもそも実力のある人だけが手を出す分野なのかスポ根で外れを引いた記憶は皆無ですね。というわけで……おすすめですええ!

表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?

タイトル:表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?(小説:ファミ通文庫)
作者  :おとひめしき:乙姫式
絵師  :tsucaco
デザイン:?
編集  :?

第12回えんため大賞特別賞受賞作。

なんというか、12回のえんため大賞の新人さんは、少なくとも今月デビューの三作に関していえばどれもこれもステルス機能高すぎでしょう!
この作品は、パンツとかあるのでエロコメ確定だと思ったら、どっちかというとパンツは本編に一切絡む要素がなくサービス。本筋は学園異能としかいいようがないです。バカ強いヒロイン、特殊能力持ちだけど強いとはいえない主人公、そしてややこしい用語の羅列とかね。
まあスキンシップはないとはいいませんが、昨今のエロインフレ事情を考えればむしろ慎ましい?かな。パンツネタはこれでもかというくらい引っ張りますが!