名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レーベル別

07/09/10 - の記事

C3−シーキューブ−

タイトル:C3−シーキューブ−(小説:電撃文庫)
作者  :みなせはづき:水瀬葉月
絵師  :さそりがため
デザイン:?
編集  :?

「僕と魔女式アポカリプス」の作者の人の新作。
人の呪う感情を受けすぎた結果、人間形態を取るまでに至った呪われた道具が、呪いを払おうとする伝奇もの。
なんですが、まあ結局のところはちょっとばかりエロくてエグくて壊れ気味で油断してると鬱が入るいつもの展開です。
なにせ作者の人が作者の人なので、気に入ったキャラクターがいつふとしたはずみで途中退場するかと思うと妙な緊張感が……(笑)

07/09/08 - の記事

今日の早川さん

タイトル:今日の早川さん(小説:早川書房)
作者  :coco
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

同じ本好きでも全然ジャンルの違う本好きたちが、日常で仲良くいがみ合う話(あれ?
SF者の早川さんを筆頭として、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ライトノベルファンの富士見さん、レア本好きの国生さんとか互いに違うジャンルを愛しているわけですが、そういう者同士が向き合うと絶対に和気あいあいにはならない、というのを実感できます(笑)
SFネタを理解していたほうがもちろんより楽しめるのは間違いないですが、わからなくても本好きならニヤニヤ出来る展開がいっぱいなのがいいですね。おすすめ。
なお、もともとブログで連載していたものなので作者さまのサイトのこの辺を見ればどんな話なのか大体分かると思います。

グロリアスドーン 4

タイトル:グロリアスドーン 4(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

ドリルのついた意思ある宇宙船と地球人のコンタクトものSF。
今回は閑話休題という感じで、泳ぎに行くので水着が見られると言うこと以外特筆すべき点はないです(言い切った!)。
相変わらずティセのへんてこなしゃべり方がツボですね。
というかそれを一番の楽しみに読んでますええ。

タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日

タイトル:タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

先月後半から今月にかけて割といいペースで消化してるなあ、うんうん。

すっかり定番化した裁判もの。
今回の短編では……といっても、肩肘張らないコメディ色が強い話ばかりですが……民事裁判の話が出てきます。
家賃を払ってくれないから立ち退け!とかいうアレですね。
某「行列の出来る法律相談所」ではないですが、非常に親しみやすく法律にとけこめるのがこの作品のいいところ。
ネトゲ内のPKについての
刑事事件無敗を誇る山鹿が、なぜ民事に手を出さず刑事専門になったのか、その辺の経緯が例によっておもしろおかしく綴られます。

07/09/07 - の記事

クイーンズブレイド  リターン・オブ・アマラ

タイトル:クイーンズブレイド  リターン・オブ・アマラ(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

袋とじの巻頭挿絵がっ!!
HJ文庫はじまったな!
というわけで直接なエッチなどないにもかかわらず実にエロいクイーンズブレイド2巻です。
だんだんHJ文庫もさじ加減を覚えつつある、のかな? 個人的には大いにありだと思います。

2007年9月 の新刊情報 電撃文庫

いやー、嘘つきみーくんに続きが出るとは……。あ、扉の外の3巻来ました。

いぬかみっ!EX わん! 有沢まみず
悪魔のミカタ666 (3) スコルピオン・デスロック 〈上〉 うえお久光
扉の外 III 土橋真二郎
タロットの御主人様。 (2) 七飯宏隆
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 入間人間
レジンキャストミルク8 藤原祐
世界平和は一家団欒のあとに (3) 父、帰る 橋本和也

2007年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

こ、今月は1冊だけ。寂しい……

僕たちのパラドクス2 ―Acacia1429― 厚木隼

悪魔のミカタ666 3

タイトル:悪魔のミカタ666 3(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

シリアスレイジ 7

タイトル:シリアスレイジ 7(小説:電撃文庫)
作者  :しらかわとしゆき:白川敏行
絵師  :やすゆき
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/09/06 - の記事

螺旋のプリンセス 1

タイトル:螺旋のプリンセス 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいのみゆき:椎野美由貴
絵師  :瀬田ヒナコ
デザイン:?
編集  :?

学校で目立たないように過ごしている少年が、実は男装した少女でさらには死んだことになっていた異世界の王位継承権を持つお姫様だった、という伝奇バトルもの。
いわゆるカッコイイ系というよりはかわいい男装で、1巻時点ではほとんど状況に振り回されて終わるので女だてらにがんばる!という系統ではないです。
主役はほとんど騎士の直哉。

グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う

タイトル:グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

異星人にして、その本体はドリルがついた巨大な宇宙船であるbioクラフトと地球人のコンタクトものSF。
とりあえずドリル好きな方には喜ばしいシリーズです。
感情表現がわからず行動や会話がいちいちどこかずれているティセとのやりとりが妙に楽しいかも。
庄司作品では定番というか、例によって全く先は見えない作りなのでまだ3巻の段階でいうべきことではないかもしれませんが……
ちゃんと終わるのか? 心配なのはそこですね(苦笑)
3巻は孤高の?女子高生である桜子の話。
さて、すでに4巻が出ているのですがこれでやっと迎撃準備が整いました……

リベンジ×リベンジ

タイトル:リベンジ×リベンジ(小説:HJ文庫)
作者  :くじらはるひさ:鯨晴久
絵師  :山中虎鉄
デザイン:?
編集  :?

復讐もの。
いやそうとしか説明の仕様が……。

迷界のアマリリス

タイトル:迷界のアマリリス(小説:HJ文庫)
作者  :わだけんいち:和田賢一
絵師  :鈴見敦
デザイン:?
編集  :?

日中、突如人のいない歪んだ世界に放り出され、その後も度々そんな世界に。
他人の悪夢に引き込まれる話。

07/09/05 - の記事

ドラゴンキラーいっぱいあります

タイトル:ドラゴンキラーいっぱいあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

この世界でおよそ最強の存在である竜すらも越える存在・ドラゴンキラー。
そのドラゴンキラーによって、人生を狂わされ存在自体を恨んでいたはずが、どこでどう間違ったのかドラゴンキラーの一人・リリィを相棒……というよりは養う羽目になってしまった元軍人・ココの奮闘記。微妙に説明が違うような気もしますが、でもだいたいは合ってますええ。
やはりこのシリーズは非常におもしろいです。断然おすすめ。

07/09/04 - の記事

DOORS 1 まぜこぜ修繕屋

タイトル:DOORS 1 まぜこぜ修繕屋(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざかはじめ:神坂一
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?

スレイヤーズ以来遠ざかっていた神坂さんですが、新作と聞いて久々手を出してみることに。
あーこれはいい! ちりばめられたギャグがけっこうツボでした。
他の様々な平行世界とごちゃまぜになって、常識がおかしくなってしまった世界を元に戻すために奔走するファンタジー。
いきなり、学校に通うすべての「妹」が5本尻尾のリスになり、車はタイヤではなく足が生えていたりしても誰も疑問を感じない。
そんな世界に、ただ一人疑問を感じることができた少女が、世界を直して回っている男と協力することに。
へんな世界の有様が実にいいです。触手とかに爆笑。

07/09/02 - の記事

ドラゴンキラーあります

タイトル:ドラゴンキラーあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

第3回C☆NOVELS大賞特別賞受賞作。
うっかりチェックが漏れてスルーしていたところ、各所で評判がよく今ごろになってあわてて確保。
……こんなおもしろい作品をスルーしていたとはなんという間抜けぶりorz
8月に続編「ドラゴンキラーいっぱいあります」も出ているので、月曜日速攻確保してきます!
はい、それでは簡単に概要を紹介。

らき☆すた―らき☆すた殺人事件

タイトル:らき☆すた―らき☆すた殺人事件(小説:スニーカー文庫)
作者  :たけいとおか:竹井10日
絵師  :美水かがみ
デザイン:?
編集  :?

アニメそのままのノリ。超がつくカオス。またキャラの掛け合いの再現度に関してはお見事。
アニメ版大好きな人と、ネタにしたい人は買ってもいいかと。
ただし、言うまでもないとは思いますがまともなストーリーを期待するならこの本にお金を出すなど論外ですええ(爆)

比喩でも何でもなく殺人事件です。まあオチは言わなくてもなんとなく想像つくとは思いますが(苦笑

07/09/01 - の記事

とらドラ! 逢坂大河 (1/10スケールPVC塗装済み完成品) 

タイトル:とらドラ! 逢坂大河 (1/10スケールPVC塗装済み完成品) (その他:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

すいません、当初グッドスマイルカンパニーの製品と混同してました(汗
そちらの製品もそのうち予約対象にはいると思いますが、まずはこちらということで……。

wave製。11月25日発売。
あの手乗りタイガーが! とうとうフィギュアに! 買うしかあるまい諸君!
この目つきは反則!

07/08/31 - の記事

“文学少女”と慟哭の巡礼者

タイトル:“文学少女”と慟哭の巡礼者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

うっかり寝過ぎて更新時間がなくなってしまったので(汗)とりあえずの感想だけ。また後で書き直し。
今まで私の頭の中ではずっと「卓球場シリーズ」こそが野村美月最高傑作と信じて疑っていませんでした。
が、この巻を読んでついに「文学少女シリーズこそ野村美月最高傑作である」という評価に。いやあ読んでて鳥肌立ってきたですよ。

バカとテストと召喚獣3

タイトル:バカとテストと召喚獣3(小説:ファミ通文庫)
作者  :いのうえけんじ:井上堅ニ
絵師  :葉賀ユイ
デザイン:?
編集  :?

バカだって未来はある、差別的な待遇にも負けず……いや、バカだからあまり深く考えてないだけかもしれないけど……底力を時々発揮して張り切る学園コメディ。
この作品を語るに必要なキーワードはただひとつ、『お前バカだろ!(褒め言葉)』ですね。
とにかく笑いが欲しい時には断然おすすめのシリーズです。
誤解から生じたぬれぎぬが原因で、本当にのぞきをやってやるぜヒャッハー!!という話。

07/08/30 - の記事

ヤンデレ大全

タイトル:ヤンデレ大全(その他:インフォレスト)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

発売中~って実はまだちゃんと読んでないんですが。
まるごと一冊「ヤンデレ」を扱った本です。
ライトノベルのヤンデレを担当しました。10Pほど書いてます。(その……もうちょい原稿分量はあったほうがよかったなあなどと今さら言ってもしょうがないですね…)
今夜当たり書いたキャラをリスト化しておこうかな……

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 3

タイトル:鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 3(小説:電撃文庫)
作者  :かべいゆかこ:壁井ユカコ
絵師  :テクノサマタ
デザイン:?
編集  :?

<鳥籠荘>に住む、おかしな住人達の少しおかしな日常を綴る物語。
学生にしてヌードモデル、妄想癖の女、謎の管理人、いつでも着ぐるみな父親、ゴスロリ小学生などなどが出てきます。
なんというかこう……非常に説明がしにくいです。
軽いノリかと思うと、平気でどん底に突き落とすような鬱な部分も持っていたり。
ノリがやや独特ではありますが、「文章を楽しむ」という要素も大きいので(プロローグは別にして)本編を少し読んでみると作品の感覚が掴めるんじゃないかと思います。
壁井ユカコファンなら当然買い。

2007年9月 の新刊情報 HJ文庫

検索して作者の人のデータを拾って「うーん」と唸りながら結局買ってしまう自分。
正直特にクイーンズブレイドは買ってる場合じゃないと思いつつ(笑)

リベンジ×リベンジ 鯨晴久
迷界のアマリリス 和田賢一
鉄刃サザン2 ~帰ってきた男~ 大迫純一
クイーンズブレイド リターン・オブ・アマラ 沖田栄次
グロリアスドーン4 「ちゃぷちゃぷ?」 庄司卓

07/08/29 - の記事

ロケットガール4 魔法使いとランデヴー

タイトル:ロケットガール4 魔法使いとランデヴー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :のじりほうすけ:野尻抱介
絵師  :むっちりむうにい
デザイン:?
編集  :?

「ロケットに乗せるなら小さい方がいい」「スキンタイト宇宙服で万事解決」
そういうコンセプトから生まれた、(元)女子高生が宇宙飛行士として活躍するSFです。
この作品の重要なところは荒唐無稽な設定ではなく、物語としてアレンジされてはいるけれど基本的には「実現出来る可能性が十分ある」というところ。
ロケット打ち上げをわくわくして見守るような人が未読なんてありえない!と言っておきます。
先頃、MITで実際にスキンタイト宇宙服が開発中とのニュースもあり、ますます荒唐無稽とも言えなくなってきましたよ?
最近ハードSFから遠ざかっていたこともあって、久々にSF分らしいSF分を補給した気分です。

戦う司書と虚言者の宴

タイトル:戦う司書と虚言者の宴(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やまがたいしお:山形石雄
絵師  :前嶋重機
デザイン:?
編集  :?

死ねば人はみんな本になり、その本は図書館で保管され、それを守るのが武装司書。
独特な世界観と、能力バトル、挿絵もこの一風変わった雰囲気を作り上げるのに貢献してますが、ともかく物語を読ませてくれる作品です。
前巻で、物語の山は解決してしまいいったいこれからどうやって続けるんだろうと思っていたらどっこい甘くはなかったです!

くみちょ! 組長は小学4年生

タイトル:くみちょ! 組長は小学4年生(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :しらかわあきら:白川晶
絵師  :きりがみやび
デザイン:?
編集  :?

親が借金作ってトンズラして、その息子は借金のカタにされそうになったもののオタク教養があったので延命。
かくして10歳にして組長をやっている少女・あゆみの相手をすることになったのです……。
緊迫感があるようなないようなシリアスな部分もあるようなないようなどこか独特なテンポでした。
ラブコメの部類にはいると思いますが全体を通してみるとなんとも形容しがたい感覚に。
たぶん状況に適応しすぎな幼馴染みが全ての元凶でしょう。
って、読み終わっても全く気がついてなかったんですが今にして思うとちょっと「ハヤテのごとく!」の構造に似てるのか。
それで既視感があったのかな。
えっと全体としては序盤2ページのノリが続くので、そこで読むかどうか判断するという感じですね。

2007年9月 の新刊情報 スニーカー文庫

スレイヤーズの作者の人と、バイトでウィザードの作者の人の新シリーズがはじまります。
ああ、あとらき☆すたのノベライズが出てます。

DOORS I まぜこぜ修繕屋 神坂一
らき☆すた らき☆すた殺人事件 竹井10日
アンダカの怪造学 VII Pandora OnlyOne 日日日
ムシウタ 00. 夢の始まり 岩井恭平
神様ゲーム6 カミハナニヲイダクベキ? 宮崎柊羽
螺旋のプリンセス (1) ぼくと自転車の騎士 椎野美由貴

2007年9月 の新刊情報 コバルト文庫

シュバルツ・ヘルツ―黒い心臓― 燃える湖底のラム (前編) 桑原水菜
風の王国 初冬の宴 毛利志生子
乙女は龍を抱く! 榎木洋子
花咲く丘の小さな貴婦人 林檎と花火とカエルの紳士 谷瑞恵
姫なのに王子 ~いばらの向こうは運命の扉?の巻~ 真堂樹
リトルガーデンへようこそ 片山奈保子
天空の瞳 エルスタッドの祝祭と裏切りの密約 橘香いくの
ダナーク魔法村はしあわせ日和 ~いとしのマリエラ~ 響野夏菜

2007年9月 の新刊情報 角川ビーンズ文庫

Romeo×Juliet 赤き運命の出逢い 雨宮ひとみ
オペラ・グローリア 讃えよ神なき栄光を 栗原ちひろ
マギの魔法使い エメラルドは逃亡中! 瑞山いつき
花に降る千の翼 楽園へのはばたき 月本ナシオ
彩雲国物語 白虹は天をめざす 雪乃紗衣

2007年8月 の新刊情報 ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣が順調に巻を重ねている模様。楽しみですええ。

“文学少女”と慟哭の巡礼者 野村美月
まじしゃんず・あかでみい IX 学園逆襲!? 榊一郎
虎は躍り、龍は微笑む 黄金の満月 嬉野秋彦
バカとテストと召喚獣3 井上堅ニ
疾走する思春期のパラベラム デイドリーム 深見真
モンスターハンター 魂を継ぐ者2 氷上慧一
アルシャードガイア リプレイ 神薙ぐ御剣 菊池たけし、F.E.A.R.