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DOORS 1 まぜこぜ修繕屋

タイトル:DOORS 1 まぜこぜ修繕屋(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざかはじめ:神坂一
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?

スレイヤーズ以来遠ざかっていた神坂さんですが、新作と聞いて久々手を出してみることに。
あーこれはいい! ちりばめられたギャグがけっこうツボでした。
他の様々な平行世界とごちゃまぜになって、常識がおかしくなってしまった世界を元に戻すために奔走するファンタジー。
いきなり、学校に通うすべての「妹」が5本尻尾のリスになり、車はタイヤではなく足が生えていたりしても誰も疑問を感じない。
そんな世界に、ただ一人疑問を感じることができた少女が、世界を直して回っている男と協力することに。
へんな世界の有様が実にいいです。触手とかに爆笑。

なにが触手かって? いやこれは本編読んでのお楽しみでしょう。
電車の中で読んでたんですが、この触手に限らずいろんなネタでかなり笑えたんで、電車の中で読むのが危険でした。
ていうかあぶない人扱いされていたかも……
行きすぎた妹文明とかもうわけわかりませんが、それがいいのです!


この作品の名台詞

某月某日。
妹が触手になった。
だめです。
これはだめだと思います。

→解説


「この我が――人間相手に退がるだと……!
いや……ありえん! よもや貴様、人の姿を装った神の眷属か!?」
「――妹が触手――
それを正すためになら、神も悪魔も越えてみせます」

→解説


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from いつも感想中 on 水曜, 2007/10/10 - 22:13

ドアーズ 1 (1) (角川スニーカー文庫 46-18) 作者: 神坂一 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/08/31 メディア: 文庫 個人的に神坂一独特の文体が好きではない。でも傑作だコレ、と言って...