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ダウトコール ‐三流作家と薄幸執事の超能力詐称事件特別対策‐

タイトル:ダウトコール ‐三流作家と薄幸執事の超能力詐称事件特別対策‐(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :まなべすぐる:マナベスグル
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

不幸体質の主人公が、状況から逃げているうちに探偵役をせざるをえなくなるラノベミステリです。
なんだろうこの既視感は……ものすごく富士ミスっぽさを感じるんですが!
いい意味でも、そうでない意味でも。
純粋にミステリを期待して読むと、ちょっと微妙なところがあるかもしれませんが、富士ミスっぽいと書かれて「こういうこと?」みたいな想像ができる人にはおすすめしておきます。

あと、ストーカー少女がやばい!
出番は少ないのに正直ヒロインも主人公も完全に食っていて、この少女メインの話が読んでみたい……

超絶不幸体質、その上現在進行形でストーカー少女・磐姫ミコトに追われている少年・樋口湊は、逃げるうちにじょしこうの前までたどり着き、そこで名探偵と勘違いされる。ミコトから逃げることばかり考えていた湊は、その勘違いをあえて正さず探偵として女子高に入り込み、そこで自称超能力者であるシスターマリアのトリックを見破って欲しいとの依頼を受けるが……。

不幸体質はおもしろいと思います。
ラストはやや苦しいかなという気がしなくもないけど、まあ不幸体質だしなあ。


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