魔術師たちの言想遊戯I
作者 :ひとつばしつぐみ:一橋鶫
絵師 :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
第12回えんため大賞<特別賞>受賞作。
なんだこれ。序盤でいきなりやられたよ!
出だしからものすごい勢いで先制パンチを食らって、先の展開が全くわからなくなりとにかく続きが気になって読み進めているうちに終わってました。
言霊を魔術として扱ったライトノベルは多々ありますが、この作品は描写の端々に言霊の威力というものを感じられる説得力があります。
少し好き嫌いの分かれそうな作風ではありますが、これは超好き。赤枠おすすめ!!
平凡な高校生の少年・歌鳥がバイトに応募した書店《言想堂》。しかしそこはただの書店などではなく、”言霊”を操る言想魔術師の潜伏先で、歌鳥の面接中に言霊会の手先と思われるネズミの襲撃を受ける。死の危険を感じ、採用を辞退しようとするが既におそく、半ば脅迫に近い形で歌鳥の採用が決まってしまった。そんな言想堂で歌鳥は一人の少女・フラグと運命の出会いを果たす……
はい、きわめて普通な筋書きに見えますね?
とりあえずそういうことにしておきましょう。
ここから先は一切語りたくても語れないのですよ! うかつに触れるとネタバレの危険がいっぱいなので、これはもう読んでもらうしか!
ただひとつ言える事は、伊達に言霊を魔術として扱っているわけではなく、様々なちょっとした仕掛けがなんとも憎い!
例えば、作中にしゃべれないわけではないのに、普段の会話をすべて筆談で済ませる環という少女がいるんですが、この少女がしゃべった時に思わず「これは参った!」と思いましたね。
ラストまで気の抜けない作品です。
1、という表記になっているからには続くのは間違いないですが、あからさまに続くような形ではなく物語としてはきちんとまとまっているのでそこはご安心ください。
いやー文句なしにおもしろかった。
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えんため大賞の特別賞受賞作。高校生の主人公が、アルバイトに応募した書店は「言霊」を操る言想魔術師のアジトで、そこで謎の少女と出会い、闘いに巻き込まれていく話。割とオーソ...
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