名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

月見月理解の探偵殺人 4

タイトル:月見月理解の探偵殺人 4(小説:GA文庫)
作者  :あかつきせんり:明月千里
絵師  :mebae
デザイン:?
編集  :?

頭は天才的に切れ、そのうえ心を読む特殊能力を持つが、性格はこのうえなく自己中というよりも半ば狂気じみてる少女・月見月理解と、かつてその理解に「探偵殺人ゲーム」で一度だけ勝利した少年・都築初を中心にしたミステリライクな物語。

4巻では、物語の原点に返るというかゲーム小説withミステリ。
存分に初くんたちの読みと駆け引きが楽しめます!

それにしてももともと理解のイラストは悪人面が絵になるものばかりなんですが、なかでも105Pのはひどいですね(爆)。こりゃもうどう見てもラスボス扱いだよ!
今回は理解ぐらいにキレちゃった危ない人も登場し、よりいっそう殺伐とした空気になってます。それだけに地味っ娘の宮越さんは一服の清涼剤となり、交喙の健気さが胸を打つのです。
実は妹ちゃんとの一件こそ4巻最大のテーマなんですが、ここに触れるとネタばれになっちゃうので果たして初くんと妹の確執の結末がどうなるのか、最後までどきどきしてお確かめあれ。


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