名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

暴走少女と妄想少年

タイトル:暴走少女と妄想少年(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :きのゆうき:木野裕喜
絵師  :コバシコ
デザイン:?
編集  :?

[第1回このライトノベルがすごい!大賞<優秀賞>受賞作。

かなりの妄想癖を持つ少年と、なにかあれば拳に訴えるちょっと不器用な少女の学園ラブコメ。
とにかく会話のテンポが圧倒的にいいですね。
ボケとツッコミ(&妄想)の連鎖。最近の定番となりつつあるノリの作品ですが、読んでて楽しいです。

中学時代に諸事情あって、地元から離れた高校で再スタートを切った妄想癖の強い少年・沖田善一は、入学式の日にいきなり門の上から飛び降りてきた少女によって鎖骨骨折。そんなワイルドきわまる少女・明華武瑠は、出会うなり「友達になろう」と声をかけてくる。もちろん迷わずYESの善一。
かくして、主に妄想ばかり先走りつつも武瑠との楽しい日常が幕を開ける……には、いろいろ前途多難なのでした。あまり友達作りに興味がなさそうに見える武瑠がなんとか友達を作れるように一生懸命奔走する善一は、いいいいやつだなあほんとうに。まあ妄想が突っ走りすぎですけど許す!
あと、ぶっきらぼうで誤解されやすけど武瑠もいい子。

基本的には終始明るいノリ(まあちょっと過去話とかもあるんですが、これはスパイスのようなものです)。特にその真価は、善一たちが4人組となってから発揮されるのでまずはそこまでがんばってレッツ読書ですよ!


この作品の名台詞

「フクロにします? 半殺しにします? それとも、内蔵(わた)・流(なが)・し?」

→解説


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