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超唯我独尊な車椅子探偵の少女・月見月理解があまりにも強烈なミステリ。
1巻での紹介で、さんざん強調しましたが、涼宮ハルヒは理解に比べれば遙かに常人だと思わされるひどい性格。しかし慣れてくるとこのムチャクチャかげんが心地よいのです。……自分の側には決していてほしくないですけどね！

今回はミステリとは言いながらも、実質的には半ばゲーム小説。ゲーム小説好きはぜひ。
この結末を推理できる人がいたら尊敬します。いやもうカンペキダマされた！

細かい部分をすっとばしてざっと舞台を説明すると、8人が閉じ込められた館で死と隣り合わせの脱出ゲームを繰り広げることになります。
もちろん、平穏無事にとは行きません。
死人も出るし、自らの命も危機にさらされる命がけの脱出ゲーム。
しかしそんな危険なところにあっても、理解さんってば相変わらず口を開けば相手を怒らせるようなことしか言いません。ただの挑発だけならいいんですが、この人計算ずくのうえで本音で暴言を吐くというどうしようもない女なんですよね－。いやはや。

あんまり紹介になってないようですが、かなり予想外な大どんでん返しもあるし、ぜひ一度は読んでほしいと思います。
メインキャラはしっかり立ってるので、読みやすい、はず。

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