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レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女

タイトル:レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :上田夢人
デザイン:?
編集  :?

個人的には最終巻は2009年のライトノベルベスト1だったと思っている林トモアキの傑作『戦闘城塞マスラヲ』の外伝、もしくは後日譚です。

川村ヒデオは相変わらず引きこもりの負け犬根性が抜けていませんが、それでも明かな進歩が見られますね。そして「みんな」が待ちに待っていた、名護屋河睡蓮がついに降臨だああああ!!

相変わらずのカオスで無闇に勢いがあるノリは健在。おすすめ。
真面目に話を進めるかと思えば、唐突にそして盛大に脱線しはじめるのはもはや仕様です。

あの大会後、就職活動していたもののやっぱり引きこもり体質で人を殺しそうな凶悪な目つきが祟り、ちっとも就職できず紹介されたのは宮内庁神霊班。
そこでヒデオを待っていたのは、先輩として気負いまくった神殺しの巫女・睡蓮と、神霊班の面々。
ここでもヒデオはいろいろ誤解され、召喚師だの妖精使いだのと、やっぱり怪しげな呼ばれ方をしてます。
ともあれ、睡蓮によるスパルタ?教育がはじまるのですが……

割と真面目でまっすぐなストーリー展開だったので、「あれ?」と思いつつ読み進めていったんですが……はっはっは、全然そんなことはなかったぜ! やっぱりいい意味でカオスでした!
ヒデオには新たに暗黒の守護精霊も取り憑いて、相変わらずわくわくが止まりませんね。

……で。果たしてヒデオと睡蓮がつっつくというウルトラCはあるのかどうかすごく楽しみ。


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