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ミスマルカ興国物語 VI

タイトル:ミスマルカ興国物語 VI(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?

まず最初に。
ミスマルカ読者でお・り・が・みシリーズ未読の方へ。
ぜっっっったいにお・り・が・みシリーズは読んだ方がいいです! 作品に対する臨場感が全然違ってきます。6巻でとある新キャラが出てくるんですが、これがもうすっごいサプライズなのだっ!

相変わらず、作者おなじみの大風呂敷が光るシリーズですね。
今回シーナやジェス、エミットの出番がかなり多め。

物語的に紋章集めは小休止、争いも一段落。まあそうは言うものの、ついにアンゼリカが登場したり、ジェスの師匠が登場したり、かと思うとカジノでとんでもないもの同士を賭けあってギャンブルしたり、相変わらずです。

そしてあのジェスの師匠が何と……ああ言いたいけど言えない。
何よりもエミット無双。おりがみのクラリカにつながるものを感じますねー。

帝国もいよいよ開戦が近いようで、これまた不穏な気配。
ああ、今から次回が待ち遠しい。


この作品の名台詞

「汝たち、私が優しい優しい枢機卿だったことを主に感謝しなさい。お金はみんなで汗水垂らして稼いだもの。領土はみんなが命を懸けて守り続けてきたもの。そして聖魔杯も紋章も誰かの命も……何一つあんたたちのモノじゃあないってことよ。そういう大切なものを我が物顔でやりとりしようというのが、どれだけ浅はかで、愚かで、思い上がった考えか、よくよく思い知りなさい! いくらあたしでも、感謝を忘れた異端者どもを許してやるほど甘くはないわよ……!」

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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 土曜, 2010/04/17 - 21:00

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ 「あら、最初にちゃんと断ったはずよ。あたしはギャンブルなんかしない、ってね。でも誰も信じなかったでしょ。神さまがいるなんて誰も本気で信...