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かぐや魔王式! 第4式

タイトル:かぐや魔王式! 第4式(小説:MF文庫J)
作者  :つきみそうへい:月見草平
絵師  :みずさわみもり:水沢深森
デザイン:?
編集  :?

ハルヒみたいな傍若無人キャラが現実という制約を受けるとたぶんこんな感じ。
世界征服を目標に掲げる少女・輝夜真央、通称「魔王」に弱みを握られ、彼女の野望の手伝いを余儀なくされるハラグロ少年の受難の日々を描きます。

今回は、さんざんひどい扱いを受け続けている六
道が主役。なんかだんだん好きになってきたなあ。

六道が学校に通えなくなるかも?
そんなメンバーの危機で、世界征服活動は一時お休み。六道の母親説得のため、六道と錦織は恋人のフリをすることになるのですが……。

錦織の行動が光ってました。
六道の危機に際しても、無条件に自分を犠牲にして仲間を守るのではなく、あくまで自分の立場も死守した上で、相手も守る方法を探す。普通の作品なら錦織の自己中に腹を立てそうなところですが、そもそも錦織はハラグロな性格という前提があるわけで、単純にいい人になられてはむしろ矛盾が出てきます。そこに一本筋を通したことで、このラブコメには芯がある!そう思えてきました。

しかし、輝夜が錦織を意識しているのはもはやバレバレですね。自分では認めてないけど『べ、別にアンタのこと以下略』状態で、ずいぶん丸くなったものです。にやにや。


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