名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
　

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ANGEL+DIVE 3

投稿者： tonbo 投稿日時： 土曜, 2009/01/17 - 23:28
ANGEL+DIVE 3
→honto、→amazon
タイトル：ANGEL+DIVE 3（小説：一迅社文庫）
作者　　：じゅうもんじあお：十文字青
絵師　　：あおきしん：青稀シン
デザイン：？
編集　　：？
作者直営サイト：BRAIN X
絵師直営サイト：青稀GALLERY
特記事項なし

えーとですね……1,2巻はなんだか緩くて不思議な雰囲気もある現代伝奇アクションというノリだったんです。が。

３巻で、ものの見事に化けました。それはもうおっそろしい勢いで化けまくって別物なんじゃないかという勢いです。
伝奇アクションが、こちらの心を貫くような良質な恋愛小説になり、もういっそこのまま恋愛小説化してもいいんじゃね？とまで思ったら……

断言します。この小説は３巻まで読んでなんぼです。

主人公である夏彦に対する思慕の感情を徐々に自覚してちょっと空恐ろしいまでに思い詰める幼なじみの希有。
病弱な夏彦の姉・春に起きた大きな変化とは？
そして、女たらしの少年・桜慈の『初恋』。
これ、あまり深く語ってしまうとおもしろくないんでうかつに書けないんですが、それまで明確な形のなかった恋心に気が付き、想い人に身も心も捧げ尽くしてしまいたいと願うそんな寒気さえ覚える恋愛感情の行方の描写は必見。

そして、そこで終わらないのがこの作者の恐ろしいところでしょう。
伝奇の設定なんて半ば忘れてるんじゃないかと思ったら、とんでもなかった。
ああっ書きかくてしょうがないんですが、これはちょっと書けない（汗　　お願い、読んで。

あと、ほんとは台詞を紹介したくてたまらないんですが、どれもこれもこの心情描写の神髄は２、３頁に渡って怒濤のように紡ぎ出される独白にあるので分量的にちょっと厳しいんですよね……今、部分的に再読して台詞探してますので上手く使えそうなものが有れば絶対ご紹介します！

作品一覧

『薔薇のマリア (4) LOVE’N’KILL』
『薔薇のマリア 5.SEASIDE BLOODEDGE』
『薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ』
『薔薇のマリア (6) .BLOODRED SINGROOVE』
『薔薇のマリアVer2―この歌よ届けとばかりに僕らは歌っていた』
『薔薇のマリア 7　ＳＩＮＢＲＥＡＫＥＲ　ＭＡＸＰＡＩＮ』
『薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に』
『 薔薇のマリア８ ただ祈り願え儚きさだめたちよ』
『 薔薇のマリア ９ さよならの行き着く場所』
『ANGEL+DIVE (1)』
『薔薇のマリア X.黒と白の果て』
『ANGEL+DIVE 2』
『薔薇のマリア Ver4 hysteric youth』
『いつも心に剣を 1』
『薔薇のマリア Ver5 つぼみのコロナ2』
『ANGEL+DIVE CODEX 1』
『薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー』
『いつも心に剣を 2』
『ＡＮＧＥＬ＋ＤＩＶＥ ＣＯＤＥＸ ２（エンジェルダイヴコーデクス2 ナイトメア）』
『ぷりるん 特殊相対性幸福論序説』
『薔薇のマリア 12.夜に乱雲花々乱れ』
『ヴァンパイアノイズム』
『いつも心に剣を 3』
『ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?』
『ばけてろ 影の大統領はとてつもなく偉いのだ!』
『絶望同盟』
『いつも心に剣を 5』
『萌神』
『黒のストライカ』
『黒のストライカ２』
『黒のストライカ 3』
『全滅なう』
『黒のストライカ４』
『黒のストライカ　５』
『聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない』
『一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~ 』
『一年十組の奮闘2 ~その少女、神聖にして触れるべからず~』

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