名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

多次元交差点でお茶づけを。

タイトル:多次元交差点でお茶づけを。(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんぽさとる:本保智
絵師  :かわく
デザイン:?
編集  :?

タイトルでてっきりバカ小説だと思って手を出してみたら……
割と正統派なドタバタコメディ&アクションでした。思ったよりはカオスじゃなかった。

少しだけSF「っぽい」感じで、やや文体が慣れるまで読みづらいかもしれませんが、おすすめ。

夜間は何人たりとも立ち入りを禁じられる時狭間学園。
実は、学園の地下は多数の次元とのゲートが繋がった多次元交差点であり、異次元生物が泊まるホテルになっていたのです。
学園で昼間眠りっぱなしのダメ少年・ミサキに首を突っ込みすぎた結果、そんな怪しいホテルで働くことになった少女・まひる。
かくしてまひるの日常はなんとも波瀾万丈でスリリングとしか言いようのないものになってしまい……。

ホテルの個性的なお客さんが原因で起こるトラブルや、新しい物好きの支配人が「つい」買ってくる無駄機械によるトラブル、さらには日夜繰り返されるまひるのツッコミ。
かなり賑やか&スピーディで、ニヤリとしている間にさくさく話が展開します。
まひるの全力ツッコミシーンを見ているだけでなんだか幸せな気分になりますが、別に変な性癖じゃないですからね?


この作品の名台詞

「補助金! 損失補填! 自助努力もしないで天からのお金に頼るなんて言語道断! そのお金だって税金とかそーゆー公的資金から出るんでしょ!? みんなから集めたお金を無駄遣いする能無しは死! 即殺!!」

→解説


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