名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

死神のキョウ

タイトル:死神のキョウ(小説:一迅社文庫)
作者  :かい:魁
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

アニメにもなった人気ゲーム『CLANNAD』の藤林杏シナリオの作者・魁によるボーイミーツガール。
いつも死にそうな目に遭いながらも間一髪で生還を果たすという危険な日常を送る高校生・恭也のもとに、ある日彼の『命を守るため』に死神の少女が現れて……死神!?
最初から最後までトップギアで駆け抜ける学園小説。笑えるラブコメだけに留まらない素晴らしいおもしろさ! これは断然おすすめ! 赤枠指定で!

開始3ページにして、いともたやすくこちらの興味を引きつけた後はもう読み終わるまで先の展開が気になって気になって。笑って、泣いて、すごく有意義な時間でした。
死神と名乗る少女キョウは、恭也が死にやすい体になっているために、寿命を守らせるために来た、はずなんですが、その辺そっちのけで学園での騒がしい日常風景が最高です。
友人の克己との怪しい関係(笑)とかも含め、とにかく笑いいっぱなし。かと思えば、重い展開もあったりと読む方を全く飽きさせませんでした。
続編が来るか、新作が来るか、とにかくぜひまた次の作品も読みたいです!!


この作品の名台詞

「作戦を……考えていたんだ……」
「へ、へぇ、作戦か……って、なんの?」
「僕とミコトと恭也、三人で一緒に仲良くやっていくにはどうしたら良いだろうな。当然男女の関係という意味でだが」
「ちょ、ちょっとあんたなにとんでもないこと言ってんのよ!
お、男二人に女一人で男女の関係ってそんな、えっと……えっとー……別にそれで倍の生産性になるわけじゃないんだからっ!」

→解説


「はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました」
「いや、殺しに来たんじゃねえの?」

→解説


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