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影・光 暴走編

タイトル:影・光 暴走編(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かげなあさみ:影名浅海
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

陰陽道の家系にいながら全く芽が出ず、落ちこぼれ状態だったが海外での修行で精霊術を身につけて帰ってきた双子の弟・星之宮光輝。
陰陽道の使い手で超がつくブラコンお姉ちゃん、双子の姉・星之宮御影。
そして光輝の師匠にして、スーパーツンデレな精霊術の使い手・ルーシー。
優しくて姉弟仲もよいけれど救いがたいくらいに鈍い光輝をはさんで、ブラコンとツンデレの対決がヒートアップ!!!
……と、いうのがこの巻の内容です。個人的なおすすめ物件。ただし、他人が読んでどう思うかは考慮してませんというか、戦闘部分は読んではいてもほとんど目に入ってませんよあっはっは。

今までの巻もけっこうおもしろかったんですが、この巻は最高傑作級です。
わざわざ光輝に会うためにイギリスにやってきたブラコンお姉ちゃんは、光輝にあの手この手で迫ります(笑)。
あくまでも健全の範囲内なんだけどなにしろわざわざツンデレ師匠に当てつけるためにやっているから始末に負えません。
そして、ツンデレなルーシーは光輝が姉をはじめとして他の女性に気を惹かれるたびに不機嫌になるんだけど、好きとはいえないもんだから嫉妬オーラがやたら吹き出て、しかも鈍い光輝には、なんで師匠が不機嫌なのか全く理解できてないという……。

ああ、もうなにこのニヤニヤ小説。
実は、この巻ではもう一本軸になる話も展開されているのですが、まあそっちは紹介しなくてもいいよね?ってことで(ヲイ


この作品の名台詞

「……お姉ちゃんと一緒にいたいって思ってくれないの?」
「――えっ? あ、いやっ……ちがっ――」
「でも、今確かにはっきり言ったよね――『別に御影と一緒にいたくてここにいるわけじゃない』って、折角お姉ちゃん、光輝に会いたくてここまで来たっていうのになぁ……光輝はそういうこと言うんだ……」
「い、いや、だからそれはそういう意味じゃなくて! 俺がここにいる理由はそれだけじゃないって言っただけだ!
ここまで会いに来てくれたんだ……出来るだけ一緒にいたいし、お前をどっかに連れてってやりたいと思ってるに決まってるだろ……」
「…………本当に?」
「――ああ」

→解説


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