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吉永さん家のガーゴイル 12

タイトル:吉永さん家のガーゴイル 12(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

吉永さん家にやってきた、最強の石像型自動門番のガーゴイルと吉永家、そして御色町内コメディ人情物語。
全体的には笑いつつも、時にはちょっと切ない話も織り交ぜる、読むと元気の出るご町内のドタバタ騒ぎ。
変な癖がなく、誰にでもおすすめしやすい作りになっているのも重要なところですね。巻頭コミックなどイラスト面も充実。
今回は和己の大学受験と恋愛! しかもちょい修羅場?つき! やーこういう展開がガーゴイルで読めるとは思ってませんでした。
少し意表をつかれ、一段とこのシリーズが好きになりましたね。

なんとなく、この物語ってサザエさんみたいにキャラクターは年を取らず、したがって成長や進展もないような印象があったりしなくもないですが、ガーゴイルの中の人々は歳も取るし、成長もします。
なんていうか見てて微笑ましいというか、思わずがんばれーと応援したくなると言うか、そういう魅力がこのシリーズに出てくるキャラクター達にはありますね。


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