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ポチのウィニングショット

タイトル:ポチのウィニングショット(小説:GA文庫)
作者  :かさいしんや:葛西伸哉
絵師  :JohnHathway
デザイン:?
編集  :?

スフィアボールという架空のスポーツを使ったスポ根もの。
チビで引っ込み思案な少女・ポチは、ある時街でなにげに見たスフィアボールの対戦でしていた黒崎に一目惚れ。かくして先輩との距離を少しでも近づけるため、今までやったこともなかったスフィアボールを習い始めるのですが……。
スポ根ものはいろいろ読んできましたが、ここまでストレートに恋が原動力でやりました!っていうのは珍しいかも。そんな動機ではじめたスポーツと、恋の行方はさあどうなるのか? 1巻で綺麗に終わってます。ポチの心情が丁寧に書かれているので、好感が持てました。
それから架空のバーチャルスポーツであるスフィアボールは、おおよそラクロスとホッケーを合体させて、要素を加えたような感覚なんですが、架空なだけにかえって想像が自由で、プレイしている様子を思い浮かべるのが楽しかったです。うん、満足でした。


この作品の名台詞

「本気で努力すればするほど、人間って諦めが悪くなるんじゃない? 本当にがんばったって思ってるなら、そんなにあっさり納得なんてできないと思うよ、あたしは。まだ、たったひとりに負けただけじゃない? 悔しくなるくらいの積み重ねもしてないうちから、そう簡単に諦めてどうすんのよ?」

→解説


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from monumenta librorum on 日曜, 2007/01/28 - 22:40

バーチャルリアリティーを用いたバーチャルスポーツをテーマにしたスポ根物。他方で、好きな先輩に追い付きたいというストーリーなので、ラブコメ的な展開とも一致しており、全体...

from ラノベ365日 on 火曜, 2007/01/23 - 02:08

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