名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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12/03/15 - の記事

本日の名台詞

「僕はいつだって笑う。死のうとする誰かの前でも。その人を幸せにするために、笑う。それだけが僕の存在意義だ」


タイトル:落涙戦争(小説:講談社)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :阿弥陀寺翔太 (220 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

泣けない主人公を泣かそうとする話。とはいえ読み進めるとどんどん斜め上になりますが。
詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
……と、言いたいところですがネタバレ危険なので説明しようがないんですよね。それでも台詞の持つパワーは感じ取ってもらえるかと。あと、泣かせる対象になっているはずの当人からこういう台詞が出てくるというところにも注目。

落涙戦争

タイトル:落涙戦争(小説:講談社)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

内容としては全く違うんですが、作者のデビュー作 『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』を彷彿とさせるような話でした。

どうしても泣けない主人公をなんとしても泣かそうとする話……です、一応は。
そこはやはり森田季節作品だけあって、そもそも序盤の設定からして変ですが、中盤あたりからもう何を信じればいいのやら。
さんざん作者に振り回されましたが、これが終わってみると青春模様になってるから参りますね。風変わりな話ですが、おすすめ。