名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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12/10/30 - の記事

ベン・トー 9.5 箸休め~濃厚味わいベン・トー~

タイトル:ベン・トー 9.5 箸休め~濃厚味わいベン・トー~ (小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

佐藤、爆発しろ。
白粉先生、大人気。

半額弁当争奪戦がテーマの熱く、バカな話も何時の間にかこんなに巻を重ねてますが、今回の短編集は佐藤のリア充ぶりを見せつけられることとなりました。いちゃいちゃしやがって!

12/10/29 - の記事

暗号少女が解読できない

タイトル:暗号少女が解読できない(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :しんぼせいは:新保静波
絵師  :ぐらしおん
デザイン:?
編集  :?

第11回スーパーダッシュ小説新人賞〈大賞〉受賞作。

暗号もの+ラブコメ。おすすめ。
出てくる暗号は、自力で十分に到達できないこともない程度のものになってます。そこまで気合いれてない&暗号苦手な自分でもひとつはその場で解けたいうことでお察しください。
暗号を出してくるヒロインが非常にめんどくさい性格をしてるんですが、わかりやすいツンデレとは一線を画するタイプで見てて飽きませんね。

12/10/27 - の記事

失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない!

タイトル:失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない!(小説:MF文庫J)
作者  :まさきまさむね:真崎まさむね
絵師  :さより
デザイン:?
編集  :?

これはひどい!(褒め言葉
おすすめ。

へんた……っていうかバカ小説なラブコメ。
こんだけひどい話なのに、終わってみると「イイハナシダナー」になってるのはどういうことなんだぜ?
ラノベ史上初のテーマを扱ってます。
もしまだネタバレを踏んでないなら、ぜひよけいな知識は入れずに即刻買って読みましょう!
その方がサプライズを楽しめます。
一応は部活ものです。一応は。

「いいからもっと情報よこせ」って方だけ以下に進んでください。

12/10/23 - の記事

彼と人喰いの日常4

タイトル:彼と人喰いの日常4(小説:GA文庫)
作者  :かみさかねこ:火海坂猫
絵師  :春日歩
デザイン:?
編集  :?

完結。そして黒枠おすすめ。
このおすすめは物語の見事な着地のさせ方、それにもまして黒衣というキャラへの賛辞ゆえ。素晴らしいキャラでした!

いじめを受けていた主人公を救ったのは、人喰いの妖・黒衣。意図せず契約を交わしてしまった主人公は、毎月一人誰かを指定して彼女に喰わせないといけない……
強大な力と狡猾さを合わせ持ちながらも、あえて主人公との契約に縛られることに甘んじてその立場を逆に楽しんでいる黒衣の意図とは。
こんなダークな物語の結末は果たしてどうなったのか。

やはり黒衣に尽きます。いいように人を翻弄する様はまさに妖にふさわしい!

S.I.A. ―生徒会秘密情報部―

タイトル:S.I.A. ―生徒会秘密情報部―(小説:電撃文庫)
作者  :ながつきじゅういち:長月渋一
絵師  :NOCO
デザイン:?
編集  :?

ジェットコースターラノベ。
一応青春小説ですが、序盤からは到底想像不可能な結末にたどり着きます。

てっきりスクールカーストの話かと思っていたら、気がついたら違うジャンルになってました。
いやー、これはびっくり。
萌え方面は薄味なので、そういうのはあまり期待しない方がいいですが、予想外の展開が好きな人にはぜひ。
ちと条件付きですが、おすすめ。

12/10/22 - の記事

女子モテな妹と受難な俺 5

タイトル:女子モテな妹と受難な俺 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :なつみどり:夏緑
絵師  :ぎん
デザイン:?
編集  :?

ラブコメは多々ありますが、これは導入の設定が風変わり。
文字通り同性からモテまくる妹、妹はもう完全なブラコン、一方兄は仏教マニアで悟りを開かんとする地味系男子、かくして兄は妹を片想いする女子から恨まれるという、おおよそこんな設定の物語です。

……とはいえ、じりじりと兄は妹に懐く男子嫌いの女子のハートを掴みつつあるわけですが。
凛世に至っては、今回の駆け落ち回でもう完全に落ちましたね!

12/10/21 - の記事

異能バトルは日常系のなかで 2

タイトル:異能バトルは日常系のなかで 2(小説:GA文庫)
作者  :のぞうみこうた:望公太
絵師  :029
デザイン:?
編集  :?

物語としては、MF文庫の「おれと一乃のゲーム同好会活動日誌」の読者層と非常に相性がいいと思われる厨二病バトル+ラブコメ。
呆れるくらい優秀な異能が、あくまでも日常を形作るための添え物にとどまること、ラブコメ部分の出来が非常にいいことが特徴です。

主人公の厨二病パワーを(生)暖かい視線で見守りつつ、結果的にはハーレムになってる状況存分に呪いをかけてください。

12/10/20 - の記事

大日本サムライガール 3

タイトル:大日本サムライガール 3(小説:星海社FICTIONS)
作者  :しどうりゅうせい:至道流星
絵師  :まごまご
デザイン:?
編集  :?

目的は政権奪取、手段はアイドル!

極右思想を持っているが、その態度は真摯な絶世の美少女・神楽日毱がその政治思想実現のためのステップとしてアイドル道を突っ走る、サクセスストーリー。作者が作者だけに、かなりつっこんだリアルな経済、経営の話が絡んでくるのが特徴です。
ベタな萌えとは次元の違う、ひまりんの真面目さに存分に惚れ込んでください。

12/10/19 - の記事

はたらく魔王さま! 6

タイトル:はたらく魔王さま! 6(小説:電撃文庫)
作者  :わがはらさとし:和ヶ原聡司
絵師  :029
デザイン:?
編集  :?

(一応簡易更新……かな?)
祝・アニメ化決定!

異世界で戦いを繰り広げていた魔王と勇者が、ともに地球に飛ばされてきて真面目に労働に勤しむ話。毎回安定したおもしろさですが、今回の見所はズバリ、

・アルティメットちーちゃん、さらにアルティメット。
・もうマクドナルドとコラボしちゃえよ!的な展開

魔王と勇者の兄妹カンケイ

タイトル:魔王と勇者の兄妹カンケイ(小説:電撃文庫)
作者  :くろばくちば:黒羽朽葉
絵師  :百円ライター
デザイン:?
編集  :?

(簡易更新)
妹のためなら兄はどこまでも強くなれる話。

最初は中二病妄想だけかと思ってたんですが、妄想ではなかったようで、普通に魔獣出てきました。ただし、軸足は割と日常よりですが。
てっきり表紙載ってるのが兄妹かと思ったら違うじゃん!

正直なところ、色々足りてないかなーと思いますがただ妹のためにストイックに強くなろうとした結果がすごすぎるわ!という意味では感動もの。

12/10/18 - の記事

ミニッツ3 ~神殺しのトリック~

タイトル:ミニッツ3 ~神殺しのトリック~(小説:電撃文庫)
作者  :おとのよもじ:乙野四方字
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

1分間だけ人の心を読むことができるが、その後の1分間必ず反動に襲われるという能力を持った少年が、権力を欲して様々な対決をして行くというゲーム小説。

心を読めることを万能のものとせず、時にイカサマを用いたり、さらには心を読むことをブラフにしたりというバリエーションがあっておもしろいので、土橋真二郎作品が好きな人にはぜひ。

マグダラで眠れII

タイトル:マグダラで眠れII(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :なべしまてつひろ:鍋島テツヒロ
デザイン:?
編集  :?

中世風の世界を舞台とした、錬金術士が主役の物語。
ストーリーはもちろん読み応えがあるのですが、キャラがものすごく味わい深いです。派手さとは対極にあるような内容で、自分の夢に向かって突き進みそのためなら周りを犠牲にすることも厭わない主人公と、特殊な生い立ちから徹底的に迫害され自分の感情を殺して生きることを余儀なくされてきたヒロイン。
どちらもライトノベルの王道路線でよく見かける主人公&ヒロイン像からは大きく外れていますが、そこがまた大きな魅力になっています。

さて2巻ですが、1巻でピンチを脱したと思ったのもつかの間、再び次なる試練が襲います。

親知らずェ……

最近どうも体調が思わしくなく、歯も痛いので病院に行ったら親知らずのせいだと速攻で診断されました……
しかも真横に生えてるらしく、抜歯というより摘出だから大きい病院紹介します、だそうでああこれがふだんからの根性曲がりの代償なのか。
そういうわけで、本自体はぼちぼち読めているんですが気力ゲージが低空飛行のため反映が滞りがちなので、しばらく簡易更新でごまかすかもしれませんがどうかご容赦ください。

12/10/16 - の記事

這いよれ! ニャル子さん 10

タイトル:這いよれ! ニャル子さん 10(小説:GA文庫)
作者  :あいそらまんた:逢空万太
絵師  :狐印
デザイン:?
編集  :?

どうみても「アトラク=ナクア」の初音姉様です。やりやがった!

そもそもニャル子さんシリーズはやりたい放題の代名詞のようなものので、特に深遠なテーマとかないぶん余計にブレーキがきかないわけで、はい今回もそれは健在。
アトラクナクア星人のアト子さんが新キャラとして出てきましたが、どうみても、ねえ?

2012年10月 の新刊情報 GA文庫

男子高校生のハレルヤ! 一之瀬六樹
マ・オー ―魔王、日本が舞台のオンラインゲームを始める― 夏寿司
這いよれ!ニャル子さん10 逢空万太
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール2 榊一郎
お前のご奉仕はその程度か?5 森田季節
妹は僕に手を出すなっ!2 木緒なち
異能バトルは日常系のなかで2 望公太
ふぁみまっ!7 九辺ケンジ
うちの居候が世界を掌握している!3 七条剛
彼と人喰いの日常4 火海坂猫

12/10/14 - の記事

ソードアート・オンライン プログレッシブ1

タイトル:ソードアート・オンライン プログレッシブ1(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :abec
デザイン:?
編集  :?

ソードアート・オンライン本編では1巻でさらっと流された(というか描かれなかった)キリトとアスナの出会いの物語を、さかのぼって描いてます。
なお、あとがきで作者も今回のプログレッシブにおけるアスナの扱いについて言及してますが、アスナさんの正妻パワーが圧倒的すぎて、過去の時空をさかのぼって改変が起こったようなもんですね!

というわけで、キリト&アスナ夫婦が好きならおすすめ。

ロゥド・オブ・デュラハン

タイトル:ロゥド・オブ・デュラハン(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :しどうけい:紫藤ケイ
絵師  :雨沼
デザイン:?
編集  :?

ダークファンタジーきたああああ!!

コメディ要素いっさいなし、微グロありの直球ファンタジーです。
死術によって操られる死人とその術者たちを狩る、聖霊デュラハンの物語。罪と悲しみを背負いながら戦い続ける彼女の運命は……。
赤枠おすすめ。

12/10/13 - の記事

剣澄むーTSURUGISMー

タイトル:剣澄むーTSURUGISMー(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :ますくど
絵師  :ricci
デザイン:?
編集  :?

チャンバラアクション!
あと全力で弟萌え。

とにかくチャンバラ。異能というか魔剣の力が多少絡んではきますが、基本的に剣劇なのでそっち系が好きな人におすすめ。
あと、念押ししておくとヒロインは幼女ですが、弟の破壊力がぱねえっす。

12/10/11 - の記事

ファウストなう

タイトル:ファウストなう(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :とびやまゆういち:飛山裕一
絵師  :HRD
デザイン:?
編集  :?

第三回『このライトノベルがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

無気力主人公の元に悪魔がやってきた!
うん定番ですね。実際、序盤はすごく普通。ただ途中で「!?」と意表をつかれ、さらには中盤で主人公にスイッチが入って能動的になったあたりからが本番と言えるでしょう。
美少女転校生はもう古い?

ああ、それと序文の「これはデブが金網に挟まる物語だ」はいいですね。なんだそれ、とついつい気になる。

12/10/09 - の記事

魔王討伐! 俺、英雄…だったはずなのに!?

タイトル:魔王討伐! 俺、英雄…だったはずなのに!?(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :ゆうまあがき:遊馬足掻
絵師  :しゅがすく
デザイン:?
編集  :?

第三回『このライトノベルがすごい!』大賞栗山千明賞受賞作。

最強主人公というのが最近のラノベのトレンド。
『ソードアート・オンライン』のキリトさんや、『魔法科高校の劣等生』の司波達也などがその代表例で、こういう主人公はフラグを立てまくってハーレム状態になるのがお約束なんですが……

あまりにも強すぎて誰も人が寄り付かず、弱くなる方法を必死に模索する主人公というありそうでなかった逆パターンの物語が!
この発想に最後まで一気に持っていかれた感じです。黒枠おすすめ。

12/10/07 - の記事

薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。

タイトル:薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :しまづおぐり:島津緒繰
絵師  :KD
デザイン:?
編集  :?

第3回「このライトノベルがすごい!」大賞栗山千明賞受賞作。
部活もの。たぶんアニメ制作がメインのライトノベルははじめて、のはず。

アニメの制作過程って意外と知ってるようで知らないので、読んでて興味深かったですね。
物語は割とオーソドックスなので、極端な展開はありませんが雰囲気がなんかよかったこともあり、おすすめで。

12/10/06 - の記事

もちろんでございます、お嬢様1

タイトル:もちろんでございます、お嬢様1(小説:ファミ通文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

敗戦により戦い損ねて腐っていた異能力者の少年がありついた職は、ホテルのコンシェルジュ!?

オススメです。
主人公の複雑な心境の変化がいいんですよね。
物語もテンポよくいろんな展開があって飽きさせません。

12/10/05 - の記事

バカとテストと召喚獣10.5

タイトル:バカとテストと召喚獣10.5(小説:ファミ通文庫)
作者  :いのうえけんじ:井上堅ニ
絵師  :葉賀ユイ
デザイン:?
編集  :?

バカテス短編集。
相も変わらずバカやってます。このシリーズに言えるのは「愛すべきバカ」が多いことですね。
嫌味がないからどこまでも笑い飛ばせるのがいいですよね!

で、今回の目玉?はバカテスコネクトかな?

12/10/04 - の記事

魔王と勇者の0フラグ

タイトル:魔王と勇者の0フラグ(小説:スニーカー文庫)
作者  :みやじたくみ:宮地拓海
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

勇者に一目惚れしてしまった平和主義者の魔王と、女勇者によるほのぼのコメディ。

もともと不倶戴天の敵のはずなので、しょうがないといえばしょうがないんですが、勇者が魔王をとりあえず殴ることが多いので、理由もなくすぐに手が出る暴力ヒロインが苦手な人には序盤はややイラッとするかもしれません。だが、物語が起動して羊さんや他のキャラも活躍し出すとおもしろくなります。ほのぼのしたい人におすすめ。

12/10/03 - の記事

新妹魔王の契約者I

タイトル:新妹魔王の契約者I(小説:スニーカー文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :大熊猫介
デザイン:?
編集  :?

まあ一言でまとめてしまえば現代を舞台にしたエロファンタジー。
あと、最強系主人公(ただしトラウマ持ち)。

作者が同じこともあって「はぐれ勇者の鬼畜美学」を読んでいる人間には、どうしても新鮮味に欠ける部分があるのはどうしようもないですが、さすがに設定部分ではいろいろ差異があるので確実に楽しめます。
なによりエロだけというわけではなく、小説の基本はしっかりとしているので安定感がありますね。

12/10/01 - の記事

六畳間の侵略者!? 11

タイトル:六畳間の侵略者!? 11(小説:HJ文庫)
作者  :たけはや:健速
絵師  :ポコ
デザイン:?
編集  :?

六畳間の覇権をかけて争う箱庭戦争は、いつしか擬似家族ものっぽくなり、伏線が実は立ちまくってストーリー的にもかなりの盛り上がりを見せるシリーズ。

今回は、早苗回その2。
早苗に消滅の危機が!

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1

タイトル:ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1(小説)
作者  :ブラッドレー・ボンド
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

赤枠オススメ! それ以外はかんがえられません!

この作品っぽく表現すると、
「ドーモ、ドクシャ=サン。管理人です。ニンジャスレイヤーまじおもしろいので読んでください」
『ヨロコンデー!』

圧倒的なオーラを放つ珠玉の一冊。
間違いまくった日本観、アメコミ、サイバーパンクあたりのごった煮です。

ブラッドレー・ボンドによる原作が、日本ではTwitter上でリアルタイム翻訳で投稿されていき話題になっていたので知っている人も多いかと思いますが、あの「ニンジャスレイヤー」がついに書籍化されました。
公式サイト上では試し読みも可能で、これを読めばどんだけぶっ飛んで、それでいて抗いがたい魅力のある世界観かがわかってもらえると思います。