名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

S.I.A. ―生徒会秘密情報部―

タイトル:S.I.A. ―生徒会秘密情報部―(小説:電撃文庫)
作者  :ながつきじゅういち:長月渋一
絵師  :NOCO
デザイン:?
編集  :?

ジェットコースターラノベ。
一応青春小説ですが、序盤からは到底想像不可能な結末にたどり着きます。

てっきりスクールカーストの話かと思っていたら、気がついたら違うジャンルになってました。
いやー、これはびっくり。
萌え方面は薄味なので、そういうのはあまり期待しない方がいいですが、予想外の展開が好きな人にはぜひ。
ちと条件付きですが、おすすめ。

中学時代に引きこもり生活を送っていた少年・麻波守貴は、一念発起しランクの高い高校を受験して高校デビュー。
しかし、ある事情から「生徒会情報部」に拉致され、半ば脅迫される形で学生諜報員となった彼は、短期で特訓を受けた上でエージェントとして私立丸州学園に潜入捜査を行うことになった……

最初は、学園で一部の権力者が専制を行う、スクールカーストものに見えたんですが、何時の間にかSFになっちゃいます。
人によっては超展開と思えるレベルですが、面白くないかと言われればけっしてそういうわけではないのでおすすめとさせてもらいます。
まあ、正直あれもこれもと要素をいれすぎた結果わけのわからないカオスなごった煮になってるのは確かで、あと恋愛部分についてもうちょっとフォローが欲しかったですが、それは次回作に期待ということで。(あとがきでは続編を匂わせる記述がありますが、これ続き書けるんですかね……綺麗に終わってるような)


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