名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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11/03/06 - の記事

本日の名台詞

「仁ちゃん。思うんだけどさ、この世界は本当は捨てたもんじゃないんじゃないかな。仁ちゃんがやらなくても、なるようになるときは人はきちんと動く。自分以外の人間もきちんと生きていて、わりとさ、きちんと戦うんだよ」


タイトル:円環少女 13 荒れ野の楽園(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :十崎京香 (211 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

傑作魔法アクションもついに完結。
圧巻のスケール!

それでは台詞解説。
再演大系によって、ひどいことになった地球。が、悪化する一途をたどるように見えても個々で抵抗するあきらめない者達もまだいる。力関係は明らかに不利な中、戦う人を見て、「まだ捨てたもんじゃない」という感慨が。英雄だけにまかせきりではない人もいるのです。

本日の名台詞 その2

「変態はサドと全裸だけでいっぱいいっぱいです、変態はサドと全裸だけでいっぱいいっぱいです、変態はサドと全裸だけでいっぱいいっぱいです」


タイトル:円環少女 13 荒れ野の楽園(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :寒川紀子 (42 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

まごうことなき傑作となった円環少女、その最終巻。
基本はギリギリの戦いを強いられ、すごくシリアス……なんですがそれでもやっぱり名物となった変態成分も忘れないのでした。

それでは台詞解説。
ある意味一般人代表のような存在、ごく普通の小学生寒川紀子。メイゼルというサドロリ魔女と関わったのが運の尽き、たびたびろくでもない目にあっているんですが……もはやトラウマになっているようです。気持ちはよくわかる(笑)

円環少女 13 荒れ野の楽園

タイトル:円環少女 13 荒れ野の楽園(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

すごい、という以外の語る言葉を持ちません。
この巻の物語の充実度はもちろんのこと、シリーズ全体を振り返ってみて赤枠おすすめするしかありませんっ!!!

様々な魔法体系を持つ三千世界の中で、唯一魔法を使えず、しかもその世界が魔法を”観測”することで魔法をすべて打ち消してしまうことから「地獄」と呼ばれ忌み嫌われる地球。そのため魔導師協会からは魔法世界の流刑地としての扱いを受けている。
そんな罪人の一人として地獄に落とされた少女と、魔法消去を使う”悪鬼”武原仁を中心とした、壮大なスケールで送る魔法アクションも、ついに完結です。

■ 非常にSF的でしかもおそろしいほどに練られた魔法体系。そして熱すぎる魔法バトル!
■ ヒロインが嗜虐癖のあるサドロリというありえなさ。
■ おそろしく高度なはずなのに、むちゃくちゃな魔法体系の併存。しりとりで魔力引き出すとか全裸で戦うとか、自分を痛めつけるほど強力な魔法使えるとかどんだけ!
■ かと思うとガチで学生運動の話が延々書かれたりという一面もあったり。

未読な方、今からでも是非読んでみてください!

さて、こっから先は最終巻ですし、ある程度ネタバレで雑感行きます。
ご注意ください。