名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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11/03/21 - の記事

本日の名台詞

「――だっておまえも、私を殺しにきたんだろう?」


タイトル:デート・ア・ライブ 十香デッドエンド(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :十香 (46 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

蒼穹のカルマの作者の人の新作。今のところは王道ボーイミーツガール。
己の意思と無関係に、現界しただけで世界に害を及ぼす精霊である十香と、普通の少年・士道との出会い。

それでは台詞解説。
問答無用に「敵」扱いされる精霊の本心が垣間見えるところ。傷つけられるから傷つける。まあ、ほんとはこの直後のシーンこそがメインディッシュではあるんですが。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

タイトル:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(小説:ガガガ文庫)
作者  :わたりわたる:渡航
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

こいつぁやばい。ただの青春ラブコメと思ってるとやられますよ?

そうですね、ある意味もうひとつの「ぼくは友達が少ない」と言えるかもしれません。
スペックは必ずしも低くないのに、いろいろあって”ぼっち”の面々が寄り集まる感覚は似ていると言えなくもないんですが、一つ決定的に違うところが。

集団から離れる、あるいは弾かれてる描写がコメディとしては割としゃれにならん領域まで踏み込んでます。
うーん、これはガガガ文庫ならではの方向性かもしれませんね。他のレーベルだとおそらくもう少しオブラートに包んだものになる可能性が高そう。
ともあれ、ラブコメとしても完成度は高く、黒枠おすすめで!

ごめんねツーちゃん ‐1/14569‐

タイトル:ごめんねツーちゃん ‐1/14569‐(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :みずさわこうへい:水沢黄平
絵師  :村上ゆいち
デザイン:?
編集  :?

第22回ファンタジア大賞<銀賞>受賞作。

ツバサとイヴという”一人の”少女と出会った一夏の物語。
ものすごく掴み所のない話で、結末もわかりやすいものとは言い難いです。
なので、おそらく気に入る人とそうでない人がはっきり分かれると思われます。
もやもやとした、それでいて後を引く読後感が持ち味の一風変わった青春小説。