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現役予備自衛官が執筆、という前評判だけは耳にしていたんですがてっきり軽いコメディだろうなと思って読み始めてみたら……

とんでもなかった。ガチ話でした！
憲法九条改正とかもろそっち方向に踏み込んでます。
途中、あちこちにオタネタが散りばめられてはいますが、いっそないならないで普通に成立してますね。なにせ憲法論が出てくるので、ラブコメが読みたいだけの人には少々重いでしょうが、考証が気になるミリオタやパトレイバー劇場版２あたりが好きな人は、これはもう読むしかないでしょう。

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もはやすっかりおなじみ、半額弁当争奪戦。
物語の特徴としては、ばかばかしいはずの弁当争奪を非常に熱い筆致で描写してみせ、同じくらい渾身の力を込めて変態的な部分も描いてみせること。
佐藤って、やる時はやる男だけど、著莪というブレーキがなかったら今頃警察沙汰になっていてもおかしくないと思うんだ。

さて、そんなシリーズ9巻ですが……
カレー、ロリ、そして眼鏡が今回のキーワードです。

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人気沸騰の古書ミステリ。
特に古書の知識は必要ありません。本好きならまず間違いなく読んでてわくわくしてくるはずです。

ビブリア古書堂の店主・栞子さんが、古書にまつわる様々な謎を解き明かすのを、本を読めない体質であるにもかかわらずビブリア古書堂の店員となった青年・五浦視点から見ていく物語。

ミステリ部分の蘊蓄と、近づいてないようで微妙に接近してる二人の距離感の描写、この二つがどちらも絶妙！
3巻も安定した筆致で魅せてくれます。

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これはいいほのぼの百合ん百合ん。
ガチ系ではなく、けいおん！タイプです。そういうのが好きな人なら迷わず買いですよ！

写真部が舞台になるんですが、デジカメじゃなくて銀塩、つまりはアナログってところがいいですね。
主要キャラは全員よく動くんですが、なかでもおバカキャラの乙羽が一際輝いてます。
黒枠オススメでっ！

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気持ちいいくらいのバカ小説。ブレがない！
ツインテールへの愛に溢れてます。

ざっくり説明すると、ツインテール属性を奪おうとする宇宙からの侵略者に対し、ツインテール幼女に変身して戦うという話。
キャラ立ちがすごいんですよねこれ。
・ツインテール愛が行き過ぎた主人公。
・すぐに手が出る幼馴染。ただし理不尽さはない。
・痴女ヒロイン。
手の早い幼馴染なんて一山いくらでみてるよ！と思うかもしれませんが、ぶっ飛ばす相手が正しすぎて逆に希少価値が！

私はバカ小説が大好きなので、もう文句なしに赤枠オススメで。

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肌のいたるところに魔紋を刻み、それによって魔法を発動させるーーそんな魔法士の中でも大陸全体で十二人しかなれない神巫に選ばれた少女と、少女を護衛し魔紋を修復する紋章官を主役にしたファンタジー。
有能だけど口が悪く愛想のないディミタールと、魔法の才はほんものだけど考えなしでうかつでその上素直じゃないヴァレリアのコンビが心地いいです。まあいまんとこ、コンビというより、ディミタールは専らヴァレリアのお守役ですが……。

なんか粗相をやらかすたびにディミタールに正論をかわいげなく言われ、「キーッ！！」となるも、言い返せずじたばたするヴァレリアは本当に可愛いですええ。

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普通の大学生だった祐太が、三人の少女のパパになってしまった！というコンセプトで送る、ホームコメディ。
このシリーズのいいところは、パパ役として奮闘する祐太に対し、ハーレムっぽい雰囲気を多少は出しつつも、あくまで家族としての繋がりを最優先に描写しているところですね。

さて、すっかり保護者の役が板についてきた祐太に襲いかかる衝撃とは……美羽ちゃんと莱香さんが芸能界にスカウトされた！？

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タイトルに偽りなし。厨二病全開な異能設定であえて日常系をやろうという話。
非常におもしろいんですよこれが！黒枠オススメします！

厨二病的な設定はよく目にしますが、例えば……誰もが一度くらいはふと思う『あの無駄に凝った二つ名とか技名って誰が考えたんだ？』といった当然の疑問、その辺をコミカルに描写してます。
まあなんといっても無駄に強力な異能を、日常の便利道具くらいにしか活用してないのが見どころ。
「おれと一乃のゲーム同好会活動日誌」とコンセプトは似てますね。あっちに比べるとコメディ寄りで、逆にラブはやや抑えめになってますが。

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ツンデレ妹スキー向け。
内容そのものはこれ以上ない位ベッタベタ、最後にはイイハナシダナーで着地します。

義理妹（強度のツンデレ。ただし兄にはツンしか認識できず）と、元妹二人で兄を取り合います。
読んでてなんとなく、ギャルゲっぽいかな……とか思ったら、エロゲのシナリオライターの人でした。なるほど。

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ノーマークだったんですが、とんだ伏兵でした。
ややファンタジー要素のある戦記もので、アウトローで性格のひん曲がった主人公が魅力ですよ！！

一見怠け者、しかしその実態は並外れた天才、その上ひねくれ者で年増好き、ああもうなんて愛すべき主人公。
好みがどストライク！　赤枠おすすめ。

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「まったく小学生は最高だぜ！」が再び。

溢れ出る小学生愛をバスケットボールで覆い隠した人気シリーズロリ……もとい「ロウきゅーぶ！」でおなじみ、蒼山サグの新作。
今度は小学生によるロックバンドです！
実際読んでみると実にあざとい内容ですが（褒め言葉です）、立て続けにラノベにはいろいろハードルの高い、スポーツ、そして音楽という内容を見事に敷居を低く誰にでも楽しめる形に落とし込んでくるその腕はさすがですね。
というわけでおすすめ。
まあ辛い世の中、すべてがうまくいくファンタジーがあってもいい。

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独立したひとつの作品としてお楽しみいただけます。
二次元を愛する中でも、ごく一部の同志諸君は胸を押さえたり、正視できずに床をのたうちまわったりしそうですが、間違いなくいい青春模様ですよ！
（まあ竹ゆゆに興味を持つ人は、もうとっくに他にも手を出してそうですが……）

三次元に絶望して二次元に逃避、脳内嫁と対話する男『二次元くん』。
ゴールデンタイムに登場する万里の友人が主役の外伝の登場です。

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異世界で敵対関係にあった魔王と勇者が、この世界に飛ばされて帰れなくなり庶民的な暮らしを営む、というややコメディちっくな現代ファンタジー。要所要所は締めつつ、実に庶民感覚あふれる描写の数々がみどころ。

今回は、魔王城にもとうとう地デジ化する日がやってきた！？

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タイトルで想像はつくでしょうが、いわゆるバカ小説＋シチュエーションコメディです。

作中では「おっぱい」という単語自体は連呼されるのですがそこがクローズアップされることはほぼなく、無駄に筋肉に関する薀蓄が豊富。また、少なくとも今のところはラブコメという方向性でもなさそうです。
内容としては猿神退治。どっちかというとその他の部分のほうがおもしろい気がしますけど、まあこれはこれで！

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魔王が左腕に取り憑いてしまったが、端から見たらただの中二病！
魔王ものと中二病ものをブレンドしたら、こんなんできちゃいました、みたいな。

最初から最後までどんなにシリアスな場面でも変な笑いが入るあたりに作者らしさが強く出てます。

個人的には浪人生勇者と幼馴染みが半端ない破壊力でした。

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アニメ化も目前に控えたカンピオーネ新刊は……

あ、あれ？
護堂さんとヒロインズの距離感が遠い……？

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この衝撃を、あなたにも。
文句なしに赤枠おすすめします。

デビュー作で見せた尖り具合は、ほんものでした。この新作でそれを見せつけてくれました。
本当は前情報なく読んで欲しいんですが、それではどんな人にとってストライクな作品なのかわからないので情報レベルを何段階かに分けます。
なんも情報などいらない、おもしろいんならとにかく読む！って人はここで回れ右して即購入のターン。

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（文案整理中）

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1巻で久々に「これはやられた！」と思ったも女会。
しかし、多分に一発目ならではのインパクト勝負かなあという心配もしながら、2巻を読み始めたわけですが……

またしてもやられたああああああ！！

序盤、普通にだらだらした文科系な日常かと思いきや、当たり前のように出てくるとあるキャラですっかり頭の中が「え？ あれ？」という疑問で埋まり、わけわからないまま急転直下、あとはラストまで一気ですよ！
具体的になーんにも説明してないじゃん！というツッコミはごもっともですが、お察しください。

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いい人すぎて逆に彼女ができなかった主人公・八木本一大。
ところが、一度に3人のニセ彼氏を演じることになってしまい、さあ話がややこしいことに……というラブコメ。
あくまでニセ彼氏としてスタートしたんですが、付き合ううちに3人の少女が全員一大を好きになってしまい、しかもこの三人は友達。

かくしてお互いを何かと牽制しあう、静かな修羅場が切って落とされるのです！

3巻あたりで本格的にスイッチがはいってきましたねー。
今回も、三人の少女の牽制攻撃が神懸かってます！

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毎巻のようにしつこくしつこく何度でも繰り返して言ってますが……
このシリーズは典型的な右肩上がりで良質なストーリーものです。
極端にSFやファンタジーに寄っているわけでもないので敷居も低い。今からでもいいので一人でも多くの人に読んでもらいたいと、心から思います。
1巻から読んでる私自身、当初は全くの想定外だったんですが、謎だった部分が次々にパズルのようにはまっていく快感をぜひあなたにも。

さて。
今回はキリハの話。伏線を拾いにきましたね！！

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これぞ佐々原史緒！ バカで疾走感のあるテイストに、しんみりとしたスパイス。いい新作ですよ！

いわゆる時間管理局員もの。未来から、破滅の阻止のために少女が過去の歴史の修正にやってくるんですが……
なんでそこにアイドルがからんじゃいますかね！？ いや、おもしろいからいいんですけど！

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おかしい！ 「正捕手の篠原さん」が野球ものになっているっ！（最初からです）

4コマ漫画ならぬ、基本2ページ連作短編形式の作品ですが、たぶんこの3巻で終わりのようですね。
終わりだからなのか、脱線もしてるとはいえ思いっきり野球ラノベになってるじゃないですかー！
こういう形で突破するのも一つのアイディアだよな、ということで自分にとっては興味深いスポーツものとなりました。