名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ジョン平とぼく

07/11/18 - の記事

ジョン平とぼくと4 ジョン平とぼくときみと

タイトル:ジョン平とぼくと4 ジョン平とぼくときみと(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :銀八
デザイン:?
編集  :?

この作品の魅力は……うーん、1巻の紹介文参照してみてください。
一言で言いがたい独特なのんびり感が漂った不思議感覚の魔法ものです。
今回は短編集ということで、ほぼ満遍なく主要キャラクターが出てきます。
こういう作品には頑張って欲しい……というか、GA文庫はなにげにこういう他の作品には真似できない感覚を持った作品が多いような気がします。

07/06/18 - の記事

ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界

タイトル:ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :銀八
デザイン:?
編集  :?

ジョン平という役に立ちそうもない(笑)使い魔の存在で、一見ものすごくゆったりした癒し系に思えるのですが、実は魔法設定などが相当に作り込まれた独特な魅力を持ったファンタジーです。
日の当たる場所で陽素が生成され、それが魔法の素になるとか、「ランドセル。かえで。ろうそく。ぶどう酒。くじら」といった無意味な単語の羅列が魔法を発動させる呪文になっていたりといった設定が目を惹きます。
……逆に、そういうガチガチに濃いはずの設定を一気にのんびりムードに変えてしまう使い魔犬ジョン平の存在感がすごいのかも。
この巻でまずは一区切りということで、物語はきれいにまとまってますね。燃えとか萌えとかそういうわかりやすい特徴はないけれど、設定やこの独特のゆるさに魅せられたなら買いです。

06/12/19 - の記事

ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫

タイトル:ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :銀八
デザイン:?
編集  :?

なんとも言えない味わいのあるファンタジー、それがジョン平とぼくとシリーズです。
2巻でもそのスタンスはまったく変わらず、明らか魔法の能力者としては劣った主人公の少年・重が、智恵を総動員してどうにか敵と渡り合っていくのが魅力。使い魔であるジョン平(大型犬)ののんびりしたしゃべりも独特な雰囲気を作り出してます。無敵のキャラが敵をばったばったとなぎ倒したり、少年がもてまくったりはしないので、極めて地味ですがそれでもおすすめしたいシリーズ。

06/09/18 - の記事

ジョン平とぼくと

タイトル:ジョン平とぼくと(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :銀八
デザイン:?
編集  :?

ひじょーに説明のしにくい作品ですがなんとも味わい深い部分があります。
もし店頭で買うかどうか決めようと思っている場合は、巻末に小川一水さんの解説が載ってますので、それを参考にしてみてください。たいしてネタバレはないんで大丈夫。作品の本質をみごとに捉えているので、解説でピンとくるものがあったらそれで購入に踏み切ってok、たぶん満足できると思います。