名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

離れた方がいい、やめた方がいい、それがわかってはいてもやめられないのだ。
利口な人間ならば頭で考えそれに従う。だが自分たちは腹の虫に、本能に、従う。
結局、自分たちはあの場以外では生きられないのだ。そういうふうになったのではない。そういうふうに生まれ落ちたのだ。
誰もがきっとそうであるように、それぞれには適切な生きる場所というのがある。そこ以外では死んだようにしか生きられない。
「そうですわね、氷結の魔女にも、期待しましょう」
半額弁当を奪取せんがために生まれ、そのために生き、そのために死ぬ……そう生まれた。
ならば、スーパーで、弁当コーナー前で、半値印証時刻(ハーププライスラベリングタイム)に……死にたい。


タイトル:ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :沢桔鏡(さわぎ きょう) (132 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

半額弁当争奪戦! 燃える! とにかく燃える!
公式サイトでも特集&書き下ろし短編読めますのでぜひ見に行ってみてください。

それでは台詞解説。
わけあって、戦いから遠ざかっていた、しかしやはり半額弁当を巡る戦いから目を背けることも出来ない、そんな姉妹の心の内を表したものです。