名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「スカートめくりの神髄は――いいか?スカートの中身そのものにあるんじゃあない――めくられて恥ずかしがる女の子のリアクションにこそあったのだよ!」
「……………………」
「めくられた瞬間、スカートを押さえ! 『きゃあっ、何するのよバカ!』 ……これだ! 下着を見られたという恥じらいと怒りに頬を染め、箒を振りかざして男子生徒を追い回すリアクション……! これが、これこそがおれの求めてやまないものなのだ! 反応のないスカートめくり――略してNRS(ノー・リアクション・スカートめくり)など、いくら刺激的な下着だろうと何の価値もない!
つまり何が言いたいのかというとだ!」

「お前は!
『きゃっ』って!
言えぇぇッッ!」
「こう、眉をギャンっって立てて、『よくもやったわねえ……!』って言え! それで真っ赤になっておれを追い回せ! そんでしこたまおれのケツを蹴り上げろ! これぞ王道! いいかわかったか! わかったらさっそくやってみろォッ!」


タイトル:丸鍋ねこ改造計画(仮)(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :ぱこ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リク (95 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

全く笑わおうとしない少女・丸鍋ねこを笑わすべく『ありとらゆる』手段を行使する暴走少年の話。
とにかくテンションが高い!

それでは台詞解説。
スカートめくりされてさえ、特に反応を返そうとしないねこに対してリクが逆ギレし、スカートめくりに対する熱い想いをぶちまけます。これはほんもののアホだ!
ていうか笑わせる目的この時点で絶対忘れてるだろ。