名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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12/01/04 - の記事

“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)

タイトル:“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

あまりの凶悪な顔つきから、とんでもない不良と誤解され怖れられて友達ができないが、実は根は優しい少年・赤城是光。彼がとあるきっかけから、事故で早逝した学園で有名な美少年・ヒカルに憑かれてしまい、成仏してもらうためにヒカルの心残りを変わりに解決することになる……という青春&恋愛小説です。
源氏物語の筋書きとリンクさせながら話が進んでいくのが特徴。既に文学少女シリーズで定評のある、少年少女の感情の機微の描写を存分に味わってください。
ああ、あと切なさ、というのは野村美月作品では非常に重要なキーワードですね。

タイトルでおわかりのように、3巻に出てくるのは若紫。つまり身も蓋もない言い方をするとロリですええ。

俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 3

タイトル:俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 3(小説:HJ文庫)
作者  :なめこじるし:なめこ印
絵師  :和狸ナオ
デザイン:?
編集  :?

他人の「物語」に巻き込まれる波乱の運命を背負った主人公・波乱烈火。片っ端からヒロインを助けまくってハーレム化するというお約束がありますが、意外と熱い物語です。なぜならばっ!(最近トップをねらえ2がニコ生で放映されて文章に影響が……)
ヒロインたちの助けを借りて一時的にパワーアップするものの基本的に主人公はなんの能力も持たない普通の人間、というところがいいですね。
それと、他の異世界のアイテムや能力を使って、違う異世界の危機の解決を図るというパズル的な楽しみもあります。

さて。3巻も新キャラ。今度は万丈の血筋を引く少女が登場です。