名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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12/01/11 - の記事

本日の名台詞

「私たちは弱い。悔しいが、これは事実だ。これまで幾度となく正義の味方に挑み、蹴散らされてきた。英雄を倒すことも、怪人を守ることも叶わない。ただ生まれては消えていく――それが戦闘員だった。幹部たちに『創る価値がない』と言われたのも無理からぬことだと思う。だが――」
「私たちにも、意地がある。そうだろう?」

「そうだ! 私たちにも意地がある!」
「奴らに見せつけよう! 刻みつけてやるんだ、奴らの心に! 『私たちはここにいる』と!! これは戦闘員の誇りを賭けた戦いだ!」


タイトル:VS!!―正義の味方を倒すには(小説:電撃文庫)
作者  :いずみにしき:和泉弐式
絵師  :白羽奈緒
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アルスマグナ戦闘員隊長 (248 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

悪の組織アルスマグナの戦闘員21号を主役にした物語。これが実に燃えるんですよ! 素晴らしい出来です。

それでは台詞解説。
まあ見たまんま解説不要ですかね。やられるだけの雑魚、と見られる戦闘員の意地がここに。

VS!!―正義の味方を倒すには

タイトル:VS!!―正義の味方を倒すには(小説:電撃文庫)
作者  :いずみにしき:和泉弐式
絵師  :白羽奈緒
デザイン:?
編集  :?

熱い! そしておもしろい! 文句なし、赤枠オススメっ!

みなさんは特撮ヒーローものを見て一度はこう思ったことがありませんか?
「悪の組織の戦闘員って雑魚だよなあ。最初から怪人だけでもよくないか?」
この物語は、その疑問に対する一つの回答です。

主人公は悪の組織の戦闘員。正義の味方が出てくれば薙ぎ払われるだけの存在。そんな彼にはどうせ負けるという諦めしかない。
そんな彼に、とある重大な転機が……。

今までにも悪の組織側が主役の話をけっこう読んできましたが、これは非常に素晴らしい出来です。ぜひぜひ読んでみてください!