名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/01/20 - の記事

彼女を言い負かすのはたぶん無理

タイトル:彼女を言い負かすのはたぶん無理(小説:スマッシュ文庫)
作者  :うれましょうじ:うれま庄司
絵師  :しらび
デザイン:?
編集  :?

ディベートを題材にしたラブコメ。

なるほど、ディベートとは今までありそうでなかった内容です。
ですが、考えてみれば屁理屈をこねたあげく相手をけむに巻く口の達者なラノベキャラは、まさにディベートの達人と言えるわけでラノベとの相性が悪いはずもないのでした。
「未来の世界の猫型ロボットは少年にとって有害である。是か非か」などといった内容を大真面目に議論しちゃいますよ!

ディベートの部分だけでなく、恋の部分も非常によくできてました。これは(弱小レーベル応援ブースト要素もありますが)赤枠おすすめです!

コップクラフト 3 (ガガガ文庫)

タイトル:コップクラフト 3 (ガガガ文庫)(小説:ガガガ文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :村田蓮爾
デザイン:?
編集  :?

まるで常識も価値観も異なる二人。魔法世界の少女騎士と地球世界の刑事が、しじゅう角を突き合わせながらも事件を解決していくというラノベとしてはかなり風変わりなストーリー。「マイアミ・バイス」を意識したアメリカンな刑事ものです。
といっても「マイアミ・バイス」でピンと来る人はかなり限られると思うんで、若い人にもわかりやすく言えば「相棒」の雰囲気が近いですね。悪人成敗して万事解決などという流れにはならず、むしろ犯人に出し抜かれたり後味の悪い結末になったり、黒幕は傷つかずのうのうとしていたり、そういうリアルな感覚を楽しんでください。