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第13回えんため大賞＜大賞＞受賞作。

一言で表すと、学園冒険小説。
実家の家業を継ぐことを拒否して勘当され、人工学園島での生活を余儀なくされた主人公が、もろもろあってトレジャーハンターの真似事をする羽目になる、そういうお話。
確か大賞の受賞者は久しぶりだったような。文章は落ち着いていて、安心して読めます。
奇をてらった部分がなく、いい意味で古き良き、という言葉が似合う作風ですね。黒枠おすすめ。

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第13回えんため大賞＜特別賞＞受賞作。

とりあえず新人賞作品だからとなんも考えずに買って、タイトルをよーく見たら「寿司部」だよなあこれ、となって、グルメラノベ？と思いつつ読んでみたわけですが……

寿司はむしろオプションで、はちゃめちゃなキャラ描写こそが本筋。
特に寿司部の要となる、部長の江戸前素子はなんていうかこう……むちゃくちゃ。暴走っぷりを楽しむ話ですね。葵のツンデレにも敬意を表して、おすすめで。

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第13回えんため大賞＜特別賞＞受賞作。

これはすばらしいエンタメ。赤枠オススメ！

魔王封印のために創立された戦士養成学校、そこの弓術科の新入生たちの日常を描いたゆるゆるコメディ。
2ページ1エピソード、巻頭カラー漫画、幕間4コマ漫画、そして幕間のあれやこれや。小説という単体では表現できない楽しさがあります。
こういう表現方法の場合、きちんとキャラが立っていないとどうしようもないんですがその辺については心配無用。個性的な弓術科の面々の日常をお楽しみください！

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家庭教師として雇われた少女パール。実はアイストーンと呼ばれる特別な眼を持ち、その生い立ちも特殊。そして、彼女を雇った少女・ミルドレッドも実は妖精族の高貴な生まれで……。

打ち切りらしいですが、一応それなりにまとまった形で完結してくれてやれやれといったところ。
ファンタジー部分の描写に関してはさすがに安定して読めますね。

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美少女でギャル、でも片思いの相手に近づきたくてオタクになりたい恋ヶ崎桃。かたや冴えないオタクでリア充をめざしたい少年・柏田直輝。この二人の同盟関係ラブコメです。

11月に新刊出てたのに今頃読んでます……うんでもおもしろかった。
そうですねー、俺妹に近くて、でもちょっと違う、そんな感覚かな。オタクをあえて極端にはデフォルメせずに描写してるので読みやすいのかも。
2巻は、桃や直輝がコスプレに走ります。

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第13回えんため大賞＜優秀賞＞受賞作。

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土属性はダテじゃない！の作者による新作。
最初に。タイトルだけ見るとどうみてもただのラブコメですが、あくまでファンタジーです。そういう要素もあるにはありますが。

タイトル詐欺ではないんだけど、なんだろうこのなんともいえないもやっと感。
なにはともあれおねーちゃんの存在感が！

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姉夫婦が飛行機事故で行方不明になり、残された三人の少女が引き離されようとするのを見ていられず、大学生の祐太が引き取る、と宣言したことからはじまるハートフル家族コメディ。

毎日の生活に余裕が出てきたのも束の間、空は合唱部の卒業公演に向けた練習や副部長としての責任感が空回りして……

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野球部を題材にした4コマ漫画ならぬ２ページラノベ。
連作短編、というか基本2ページで１エピソードという軽快なテンポで話が進んでいきます。ちなみにあんまり野球はしません。スポ根では全然ないので、ゆるい気持ちでお読みください。

かつて「とくまでやる」「とくまつ」で4ページ１エピソードという思いつきを清涼院流水がやり、ＧＪ部で4ページラブコメが、そしてここにきて2ページ、おそらく実用的にはこの辺が限界でしょう。これ以上短くするとたぶん書く方も読む方もかえって辛いだけのような気がします。

ま、ともあれ2巻。
ソフトボール部からシリーズのてこ……もとい監督命令で野球部の合宿に参加しに来た愛理が旋風を巻き起こします。

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魔法ラブコメ。
入れ替わり要素もありますが、極めて定番と言った感じで全体的にはほんわかした空気が終始漂ってます。笑える箇所も随所にあり、ハードな物語の箸休めに最適っぽいかな。

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一般的ではないが異能が存在する世界。そこで異能に憧れる「中二病」が、本物の異能に目覚めたら？  しかもすっごい微妙な能力だったら？

物語の最大のコンセプトがそれです。
おもしろかった！ ただし注意点がひとつ。ギャグものとして読みましょう。
純粋な異能バトルとしては、能力はどうしようもなくアレなので微妙なのはどうしようもないですええ。
あとラブコメとしては……これについては後述します。
以下、主人公の能力についても触れますので、余計な知識はいらない方は見ないの推奨。主人公の能力を一目見たら絶対に忘れないのは保証します。

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これはひたすらにヒロインであるマナのかわいさ、これに尽きます。

魔眼を持ち、誰であろうと自分の思い通りになっていた少女が、なぜか魔眼の効かない少年に遭遇、意地でも服従させてみせる！という想いが、いつしか恋心へと……。

出だしこそわがままな女の子、という印象ですがそれがまああっという間に恋に健気という印象に変わるのはよかったです。

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第23回ファンタジア大賞＜銀賞＞受賞作。

シスコン兄と、ブラコン妹。どっちか一方じゃなく、両想い！！
まあ描写としては、スキンシップが激しすぎるだけであくまで兄妹愛として描かれているのでセーフかな。

妹のことしか見えてなくて、あちこち奮闘するんだけどなにしろ基本バカなので、暴走を繰り返す兄。幼馴染やお嬢様とフラグが立とうが、ほぼアウトオブ眼中。ひたすら妹一筋。もちろん嫁にやるとかありえません。だいたいそんな話。
ちょっとファンタジー要素が入ってますが、気軽に読めて読後感もいい話です。

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第23回ファンタジア大賞＜金賞＞受賞作。

勇者になろうと予備校に通い首席にまで登り詰めたのに、魔王は倒され平和が訪れもう勇者は不要、とばかり国の勇者制度が廃止に！
かくして勇者候補は、何の資格もない使えない若者として就職試験にも落ちまくり、どうにか就職したのはマジックアイテムのチェーン店。

これはいいですねー、設定時点でかなり興味を惹かれますが、軽いテンポでさくさく読めてそれなりにメリハリも効いた内容になってます。黒枠おすすめで！

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2004年発売のスクエニのノベルス「ステレオタイプ・パワープレイ」を改題し、加筆修正・分冊した作品。よって2巻一気読みが基本と思われます。お買い上げの際は、 1巻とご一緒に！

旧作を知らない人はもちろん、知ってる人にもおすすめ。前よりテンポがよくなっているように感じました。

別の異世界の技術を使って、世界の危機を解決する、を連続でやってます。幼馴染みスキーにもぜひ。

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実は読み始める段になって初めて気がつきましたが、2004年発売のスクエニのノベルス「ステレオタイプ・パワープレイ」を改題し、加筆修正・分冊したのが本作です。
よって2巻一気読みが基本と思われるので、紹介＆感想については2巻の方にまとめて載せることにします。

多数の異世界が一度に危機に陥り、助けを求められ、別の世界の技術を世界の危機を救うのに利用する。そうですね、 「俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!?」を思い浮かべてもらうとわかりやすいかと。

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1月に創刊した桜ノ杜ぶんこからの刊行で、作者自身もこれがデビュー作とのこと。

日本神話とクトゥルフ神話を混ぜた世界観の現代伝奇ものですが……
おー、これはなかなかにおもしろいじゃないですか！　おすすめです。

登場人物が絞り込んであり、メインとなるキャラは三人だけ、そのなかでも主人公以外の出番を抑えているので、主人公の描写が非常に丁寧。
また祝詞の唱え方であるとか、神話や神道の部分も相当描写が細かいです。設定とか気にする人には読んで欲しいですね－。
正直に言って、まあ新レーベルだからとりあえず買ってみたけどあんまり巫女さんが表紙に出てくるラノベで当たったためしがないからなー、とか思っててすいませんでした！

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性別が女なら、どんな存在であれ口説かずにはいられない「ビョーキ」持ちの少年・望月砕月が、その言動で修羅場を巻き起こすラブコメ。

いやー相変わらずいいですね。実にいい。
こんだけストレートに女を口説きまくりの主人公はそうはいません。
「ビョーキ」という設定がなせる技とはいえ、一点も曇りもない全方位営業（笑）には感服です。