名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

くずみしき:久住四季

10/05/13 - の記事

七花、時跳び!―Time-Travel at the After School

タイトル:七花、時跳び!―Time-Travel at the After School(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :あけぼしかがよ:明星かがよ
デザイン:?
編集  :?

やたらと前向きで明るい時間ものです!

タイムトラベルが絡む話って大なり小なりタイムパラドクスが深刻な事態を引き起こすとか、あるいはそもそもストーリー自体がシリアス一辺倒であるとか、どこかに悲壮感が漂うことが多いんですが、この作品に関しては一番適当な表現は……そう!

主人公(先輩)と七花(後輩)のいちゃラブっぷりを鑑賞する物語(笑)
こういう暗さのまるでないタイムトラベルもいいですね、おすすめです。

09/08/17 - の記事

鷲見ヶ原うぐいすの論証

タイトル:鷲見ヶ原うぐいすの論証(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :カツキ
デザイン:?
編集  :?

作者の人の今までのシリーズ同様、超常的な能力が登場しつつも、そこに一定のルールを設けて、ミステリとして成立するように仕立てているのがポイントです。
が、まあそれはそれとして……ここはラノベサイトですし。

探偵役のうぐいすがやたらとラブリーなんですけどっ!
普段は冴える探偵としてかっこよいんだけれど、時折主人公の譲に見せるツンとデレの配分が絶妙で、これはまず撃沈されますね。

08/04/18 - の記事

ミステリクロノ 3

タイトル:ミステリクロノ 3(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

基本的にエンタメとミステリというのは非常に両立が難しく、どうしてもどっちかに軸がぶれることになるんですが、これは比較的エンタメしつつ、「ミステリ風」でなくきちんと「ミステリ」として作品を作ってます。
元・天使の少女が、人間の個体時間を操作する特殊な銃・クロノグラフを落としてしまい、7つを回収してくるまでは人間にされてしまった……。
時間ミステリです。
ただし、操作される時間は適当SFのようにアバウトな運用ではなく、厳格なルールに基づいているのでミステリが成立するわけですね。

……今回も、ころっと騙されましたorz

07/12/14 - の記事

ミステリクロノ 2

タイトル:ミステリクロノ 2(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

ライトノベルとミステリを両立させようとするとなかなか難しいのですが、前作トリックスターズを含めこの作者の人はエンターテイメント性やキャラクター性を損なわず、ミステリになっていておすすめできます。
ミステリなんてどうでもいいという人は、真理亜の「手のかかる妹」パワーに毒されるがいいのです。「んう?」とか、仕草を想像するだけで悶絶です。

07/08/10 - の記事

ミステリクロノ

タイトル:ミステリクロノ(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

トリックスターズの作者による新シリーズですが……
今回は極めて限定的ではあるけれど、時間を操ることのできる天使との遭遇から始まる物語です。
なにげにけっこういい感じのボーイミーツガールになってます。
エンタメな方向を強化しつつも、きちんと論理的なミステリは健在。

ある意味、ライトノベルミステリの理想形……かも?
両者の両立は、様々な問題があって非常に難しいですからね。まあともかくおすすめです。

07/05/18 - の記事

トリックスターズC (PART2)

タイトル:トリックスターズC (PART2)(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

電撃文庫、どころかライトノベルというジャンルそのものでも貴重なミステリ。
魔術とミステリ、という一見相容れない両者を、「魔術も緻密な理論によって成り立ち、無理なものは無理」という魔術では再現できない不可能命題を設定することで融合させています。さらには出てくるキャラクターが個性的。私は基本的にミステリ読みではないので、まずどの程度エンターテイメント部分が楽しめるかどうかの方に目が行くのですが、このシリーズは娯楽性を確保した上で、きちんとミステリ部分も書けている良作です。
主人公が「語り手」ではなく「騙り手」であることも手伝って、物語が二転三転四転するので、謎解きに労力を割く気のない人でも単純に物語として非常に楽しめると思いますええ。おすすめ。
ちなみに第一部完結←あとがきの様子からして、シリーズ自体は続く模様。

07/04/19 - の記事

トリックスターズC PART1

タイトル:トリックスターズC PART1(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

貴重なライトノベル・ミステリ。
日本で唯一魔学部の存在する城翠大学に、世界で6人しかいないという魔術師のうちの一人が教授として招聘されて来た。それをきっかけとして巻き起こる、魔術によるミステリ。魔術を万能の物ではなく、科学のように体系的で、かつ不可能なことも多い学問として捉えることで、ミステリとして成立させているシリーズです。
この巻では、城翠大の学祭になくなてはならないあるものが盗まれ、その犯行予告&犯行声明を「アレイスター・クロウリー」を名乗るものが残していったことからはじまる推理劇ですね。

06/08/08 - の記事

トリックスターズM

タイトル:トリックスターズM(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)