名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ロマンとかそういう問題じゃない。本当に怖いのは悪霊でも怪物でもなく、人間じゃないか?」
「ごく普通の、あたりまえの人間が、ある日ふいに得体の知れない怪物に変わる。人としての理解の範疇を超えた、恐ろしいことや残酷なことをしてのける。それまで笑顔が明るい平凡な女子高生だったり、よく知っている幼なじみだったり、まっとうな大人だったりした人たちが……」
「怪物なんて、いない。人が怪物になるんじゃないか」
「……もしかしたら、ぼくも怪物かもしれないよ」


タイトル:“文学少女”見習いの、傷心。(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :井上心葉 (126 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

本編が終わってしまった……と残念だった文学少女、どうやら主役を「見習い」の菜乃に移して、まだしばらくは楽しませてもらえそうです。

それでは台詞解説。
これはこの外伝の2巻に限らず、文学少女全体に共通していることかも……というか……これはもう完全に心葉の体験談そのままのような……。