名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

他人に影響を与える言葉か。なるほどな。璃花のばか。
——たった五文字ですごい威力だ。


タイトル:リリカル・ミステリー 盤上の四重奏—ガールズレビュー(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :みなかみかおり:水上カオリ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :都 (48 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

盤上の四重奏は、リリカル・ミステリ新作にして、ガールズレビューシリーズの1作でもあります。話的に関連している部分がありますが、どう絡むか言ってしまうとおもしろくないので黙秘。
内容も言ってしまうと面白くないので黙秘。
いや、この作品ほんとうかつに説明する→全部ネタバレという危険をはらんでいるので、あらすじもうっかり言えないようなところがあるんですよね。一連のリリカル・ミステリについては、最後の最後まで展開が読めないというイメージばかりが先行している感がありますが、言葉の丁々発止なやりとりとか各人物の内面描写にも注目して欲しいと思います。
ともあれ友桐夏作品は何度でも言いますがかなりのおすすめ。

それでは本日の台詞解説。
言葉を操ることが直前の話題になっていて、「他人に影響を与える言葉を言えるかどうか」という話が振られたうえでの台詞です。このシーンはかなりの名シーンだと思いますええ。ニヤリとできます。たとえただの捨て台詞と分っていても馬鹿と言われると、つい反応しちゃいますからねえ。