名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

争いは望まないけれど、上を目指せば競い合いは避けられない。競い合わなければ、多分、高みには行けない。競い合わずに高いところに辿り着けるのは、きっと、初めから高い場所を知っている人だけだと思う。
私は知らない。見上げただけ。そして、私が手を伸ばした先は、きっと、ずっと高い。


タイトル:七姫物語 (第4章)(小説:電撃文庫)
作者  :たかのわたる:高野和
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :空澄姫 (80 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

えーと説明は省略します(必要なら画像クリックでどうぞ)。

台詞解説。
ちょっと補足すると、空澄姫は新興都市七宮をかつぐ立場なので、背伸びをしないと他の都市とはなかなか肩を並べ、さらにはその上に行くことはできません。それと、姫自身は政治・軍事の天才でもなんでもなく、あくまで側近クラスがそうだというだけです。そういうもろもろの事情をすべて飲み込んだ上で、こういう発言が出てくるわけですが……ああ、やっぱりこの感覚、いいなあうん。