メイドさんが主役!なライトノベル
そもそも
なんとかなラノベ → 「○○なライトノベル」を増やそう → メイドさんなライトノベル
という流れがありまして。この一連の記事自体おもしろいです。
最初は黙って静観モードだったんですが、メイドネタも出てくるに及びとうとう黙っていられなくなり時間もないというのに首を突っ込むことにしました。ほんと、こんな事してる場合じゃないんだけど!
ちょっとした脇役でメイドさんが出てくる作品まで含めたら星の数ほど(大げさ)作品数が膨らんでしまうので、主役もしくは主役級としてメイドさんが活躍するものに絞って紹介します。私自身がきっちり中身を確認したもののみ。平和さんも指摘してましたが、確かにきっちりメイドさんが主役を張ってる作品って意外と少ないですね。
個性的な脇役という位置づけが圧倒的に多いようです。メイドという職業自体が『従』だから、これはある意味必然か。
ちなみにタイトル名にリンクが張ってあるものは当サイト内の作品紹介に飛びます。作品によっては名台詞も見られるので適宜ご利用ください。
ぶっきらぼうで眼鏡ッ娘で日本刀遣いでその上主人公なメイドさん。そして文句なしにストーリーはおもしろい。この上何が必要というのか!?
スケバン刑事(TV版)をそのまんま小説にしてしまったような内容です。元は不良だったけど、警察官僚のご主人様に救われ、メイドとして出直し。ご主人様に尽くす傍らメイド刑事として潜入捜査もしちゃいます。武器はクイックルワイパー! そして輝く桜の代紋! 萌えというより燃えが主体かも。
●まぶらほ メイドの巻
●まぶらほ もっとメイドの巻
●まぶらほ もっともっとメイドの巻
ぶっちゃけ、まぶらほ本編を未読でも全く問題なく読めます。事前知識として、魔法が当たり前の世界で、一見冴えないそして魔法もまともに使えない主人公の少年が持つ遺伝子は最強で、彼の子を産めばその子供は最強魔術師間違いなしと言われて、遺伝子争奪戦……つまり男の取り合いをやってるラブコメ、この程度頭に入れておけばもう十分!
で、このメイドの巻ですが……「仮装戦記」と銘打ってこれが誇大広告でもなんでもない事実。ゲリラ戦で戦車を倒す方法が出てきたり、塹壕掘りしたり、戦術を駆使したり妙に濃いのです。フルメタル・パニックのテッサに当たる人物が、
「メイドの愛好団体MMM(もっともっとメイドさん)の第五装甲猟兵侍女中隊の大尉(パンツァーイェーガー・メートヒェンカンパニーのハウスキーパー、と読む)で冷静沈着かつ、家事に介護に戦闘機の操縦まで何でもこなすスーパーメイド」とかいう時点で真面目にバカやってて素敵。もちろんパンツはいてないとかそういう方面で転ぶのもあり。
●シャムロック「灼熱のメイドポリス ですぅ~」
●シャムロック 「狂乱のロボットバトル ですぅ~」
警察業務も民間委託される世の中で、どうみてもメイドさんなパワードスーツで敵を蹂躙する警備組織シャムロック・カウンシルの活躍を描きます。絵だけ見ると100%萌え系ですが、その実、こういう制服を採用したのはマッドサイエンティスト社長が「制服に騙される客層」を狙ってのことだったり2足歩行のロボにロマンを感じなかったりと、お約束を外れてます。どっちかというと燃え系統。
辛い過去を背負って生きる健気なメイドさん。HJ文庫では文句なしにイチオシ。この際メイドがどうとか忘れて、普通の良作として読んでほしいです。
●ぼくのご主人様!?
●ぼくのご主人様!?2
男女入れ替わりメイドもの。いわゆる性転換(TS)ものですね。中身が男かと思うとがっくりですが、普通のメイドさんも色々出ますのでご安心を(笑)。あと2巻のネタが和算というのもなかなか渋い。
●ぷいぷい!
●ぷいぷい2!
ヒロインは金持ちのお嬢様なんですが、いろいろわけあって、魔法のランプで呼び出される魔神なのです。で、呼び出される時はメイド服。そして主人様に満足してもらわないことには帰れない。というわけで変則的ですが紹介することにしたのでした。
●お・り・が・み 澱の神
7巻完結。他の既刊6冊へのリンクは省略。
魔王だったり聖女だったりしますが、でも借金のカタに売り飛ばされた末のメイドさんという立場でもある主人公の少女。何が何だか全然今の説明じゃ分らんと思いますが、実際のストーリーもいい意味でかなり混沌としてます。
「とある魔術の禁書目録」とセットでおすすめしてます。……あれ、メイドものがどうとかいう説明が消えた?(をい
おまけ
●お留守バンシー
●お留守バンシー2
まあ、バンシーなんですが一応やってることはメイドと似たようなものなので一緒に紹介しておきます。話に起伏を求める人には不向きですが、電撃大賞受賞だけあって実に読みやすく人を選ばない作品です。
えーっと…
自動人形なライトノベルはまだでしょうか(w
おりがみを「メイド
おりがみを「メイドさんが主役!なライトノベル」に挙げるのはどうかと。1巻では確かにメイドさんが主役でしたよ。エェ。それが巻を追う毎に一人、また一人とメイドさんが減っていって。。。気分はもう「表紙に騙された名無しさん」状態。正直ヘコみましたよー嫌な記憶が蘇りました。ハイ。
それでもメイドさんが主役!
ふぇんりるさん
>おりがみを「メイドさんが主役!なライトノベル」に挙げるのはどうかと。
確かに、そのツッコミはごもっともです。「騙されたー!」となるのも無理はありません。それでも全7巻を読み終えて振り返るとやっぱり「メイドさんが主役」なライトノベルには違いないんですよね(笑) 仕様はあてにならない、ということで……。