名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ーー寂しがりやのくせに、他人に率直な好意を向けられるのは怖い」
「ーー気づかないフリをする。聞こえないフリをする」
「ーー逃げる。茶化す。誤魔化す。拒絶する」
「ーー自分は好かれてなどいないのだと、自分の心にさえ嘘をつく」

「……あー、小鳩のことか? たしかにあいつ、そういうところがあるんだよな……。昔から人見知りなんだ。今の中等部でもそんな感じみたいだぜ」

「ーー『なんだって?』じゃねえよ、ばーか……」
「……小鷹先輩がそれを望まれるのでしたら、理科はこれからも、これまでどおりのキャラクターを通しますけど。BLやメカやエッチなものが好きなのは別に嘘じゃないですし、アッパーにはしゃぎ回るのも、先輩にすげなくされるのも、それはそれで楽しいですし。でもね、小鷹先輩ーー」
「もうそろそろ、先に進んでもいいんじゃないかな? だってーー」


タイトル:僕は友達が少ない7(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :志熊理科&長谷川小鷹 (250 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

友達のできないもの同士が寄り集まって、隣人部なる部活を立ち上げ、友達を作ろうとバカな日常を繰り広げる……というラブコメ。お前ら十分リア充だろ!という指摘はもっともです。存分に泣いていいですよ?

それでは台詞解説。地の文がごそっと抜けてますが、そこはご容赦を。
ハーレムラブコメらしく、誰とも深い関係にはならずダラダラ続いてきたぬるま湯、そこに理科が爆弾を放り込む!
やー、理科はなにげに隣人部の中でぶっちぎり対人スキルも高く、一番の常識人だと思ってましたが、そういう理科の一面が最も顕著にでた台詞ですね。この先どうなるかはわかりませんが、たとえオチがついてもこの台詞の破壊力はすごい……。ラブコメでこれが言えるとは!