名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「私は、ゆずる君のしたことを、簡単に許しちゃいけないと思う」
「でも、ゆずる君も私を許さなくていい」
許されたって、お互いの傷は消えないもの。
(痛みはやわらぐかもしれないけど……)
「だったら、許されないまま生きようよ」
――私たちが何も許されなくても、私たちの心はすれ違ったままでも、月に飛ぶ飛行機とか魔法の工場とか、きれいなものは変わらずきれいだよ。


タイトル:HURTLESS/HURTFUL(小説:MF文庫J)
作者  :しみずまりこ:清水マリコ
絵師  :たぐらとおる:田倉トヲル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :蓉 (247 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「心の中から脱獄してきた」という少女との出会い。
ちょっとほろ苦く切ない青春ストーリー。

それでは台詞解説。
あえてなにが「許されない」のかについては書きませんが、十二分に雰囲気は伝わってくるのではないかと思います。