名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

刻也はずるい。
わたしの心の中を覗こうとしていたなんて。
見られてしまったのだろうか。
聞かれてしまったのだろうか。
あのとき。
刻也が見てしまったあのとき。
わたしがなぜこの『アンティーク』を使おうとしていたかを。
そしてこの『赤糸』で何をしようとしていたかを。
もしもそうだとしたら。
もしもそれが知られてしまっていたとしたら。
もうしばらく顔も見たくない。
だって。
だってそんなの。

……恥ずかしい。


タイトル:付喪堂骨董店 4―“不思議”取り扱います(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :舞野咲 (301 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

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それでは台詞解説。
これが無表情な少女・咲の内面です。もーほんとにこの人ったら!
そして手にしているアンティークは運命の赤い糸が誰に繋がっているかを見ることの出来るもの……。つまり?