名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「うぅ……真冬はやっぱり、駄目な子なのです。RPGキャラにたとえたら、序盤のパーティメンバー少ないうちこそレギュラーで戦闘に出して貰えますが、お姉ちゃんが加入したら即座に二軍落ちしてしまう子なのですよ。一人だけレベル低いままなのですよ。
回復魔法も使えないから、メニュー画面でも活躍できない、本格的に使えないキャラなのですよ……。『真冬しか使わないでクリア!』とか、むしろやり込みの対象とされてしまう、典型的な最弱キャラなのですよぅ!」
「ああ、真冬ちゃんがどんどん自虐的に!」
「うぅ……真冬なんか……真冬なんかっ、新規ヒロインが加入したら徐々に影が薄くなって、自然にフェードアウトしていっちゃえばいいんですよ!」
「壮絶だっ! ライトノベルキャラにとって、一番壮絶な覚悟だ! 死ぬわけじゃないから、見せ場もないという真の地獄だ!」


タイトル:生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あおいせきな:葵せきな
絵師  :いぬがみきら:狗神煌
デザイン:?
編集  :?
キャラ :椎名真冬&杉崎鍵 (34 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の紹介はまた後ほど。(なんせデータ登録すら忘れてた状態だしorz)
最強のネタ小説。あと表紙絵でもおおかた想像がつくかもしれませんが、絵師の狗神煌さんはその筋では有名な方なのでカラー挿絵がかなり大変なことになってます。

それでは台詞解説。
駄目な子の自虐ネタはいろいろありますが、最弱キャラのひねった解釈と、影の薄い退場の仕方に思わず同情した!