名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……私は、ずいぶん自分勝手になってしまった」
「そうだろうなあ」
「しみじみと言うな。お前のせいだ」
「何でおれのせいなんだよ」
「お前がいたから、私は、自分勝手になったのだ」


タイトル:たま◇なま ~生物は、何故死なない?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?
キャラ :紅由宇 (273 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

鉱物生命体の宇宙人が、地球の少年を下僕にして自分の都合の良い存在を生み出すための「つがい」にするラブコメ。
ラブコメだけで終わらず、シリアスな展開もあります。
よくよく考えたら、この宇宙人の由宇はスタイルこそ変則だけど、立派なツンデレですねうん。

それでは台詞解説。
一見するとなんのことやらさっぱりですが、要するに洗脳というか自分に都合のよい存在として少年を利用するつもりだったのに、実際には逆に少年に影響されて自分という存在が変化していっている、とまあそういうことですね。