名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ぼくに見せてもかまわないと思うのであれば、バッグを開けたまえ、ただし言っておくが、開けたらもうスイッチが入り、後戻りできなくなるだろう。おそらくはね」
「……爆弾でも入ってるの?」
「歴史上最も多く人を殺してきたものはなんだと思う? 爆薬ではないし毒薬でもない。情報だよ。知ることは死ぬこと。それでも、きみの父上がどんな目に遭っているのか知らなければ手は貸せない。決心がついたら、開けたまえ」


タイトル:神様のメモ帳 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アリス&メオ (33 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ニート探偵アリスを巡る人々の物語。

それでは台詞解説です。
アリスに父親を捜す依頼をしてきたメオ。彼女の手には、父親が置いていった中身のわからないバッグがあるのですが、それを目の前にしてのやりとりです。「知ることは死ぬこと」とはものすごく印象的な台詞でしたね。