名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

12/05/04 - の記事

“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

タイトル:“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

源氏物語になぞらえつつ、事故で亡くなった美少年ヒカルに憑かれてしまった是光が、ヒカルの望みを叶えて成仏してもらうべく数奇な運命を背負った少女たちのために奔走する……そんな物語。

順調に是光が天然のたらしとして成長しつつあるようです……とまあそれはそれとして。
いよいよ六条が参戦か!?

B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない

タイトル:B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない(小説:ファミ通文庫)
作者  :あやさとけいし:綾里けいし
絵師  :kona
デザイン:?
編集  :?

ざくっと分類すればダーク・ファンタジー。
ただこの物語最大の特徴は、鬱で救われない内容の連続であることよりもむしろ主人公の小田桐くんのヘタレぶりに尽きます。

いやー、ある意味これはもう感動ですね。
なにしろ全く成長がない。お人好し、というと聞こえがいいんですがこれだけ決断の二文字から縁遠い主人公も珍しい。どこまでこの性格のままで進むのか、すごく楽しみになってます。