名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/08/03 - の記事

テルミー 2 きみをおもうきもち

タイトル:テルミー 2 きみをおもうきもち(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たきがわれんじ:滝川廉治
絵師  :七草
デザイン:?
編集  :?

1巻にもまして、極上の青春小説。赤枠オススメ。

1巻刊行から1年経ってしまっていることもあって、再度物語のおさらいの意味で1巻のプロローグを記載します。

この物語には、二十六人の高校生の男女が登場する。
当然のようにこの物語は、二十六人の死と青春を描くものになる。

そしてこの物語は、必ずハッピーエンドを迎える。
なぜなら、この物語は始まりの時点が最も悲惨で、最も間違った状況だからだ。
彼らのうち、二十四人は、物語の始まりと同時に死亡している。

修学旅行でのバス事故によりクラスの生徒24人が死亡、生き残った二人の少女と少年は、24人の最後の想いを果たす為に行動することになるのです。

本日の名台詞

「忘れないでね。諦くん」
「この世界には、正義の味方なんていない。これから先、もしもそれっぽい人達が現れても、絶対に気づかないであげてね。非日常の全てを『気のせい』の一言で済ませられるような、器の大きな男になるのよ」


タイトル:僕はやっぱり気づかない(小説:HJ文庫)
作者  :のぞうみこうた:望公太
絵師  :タカツキイチ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :織野栞 (208 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

鈍感すぎる少年と、世界を密かに救っている三人の少女たちとのラブコメ。
こう聞くと普通なんですが、「鈍感」の解釈というか展開がすばらしかったです。とにかく最後まで読んでみてください。おすすめ。

それでは台詞解説。