名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/08/17 - の記事

奥ノ細道・オブ・ザ・デッド

タイトル:奥ノ細道・オブ・ザ・デッド(小説:スマッシュ文庫)
作者  :森晶麿
絵師  :天辰公瞭
デザイン:?
編集  :?

うん、こいつは狂ってる。

ラノベにまた一冊、奇書が加わりました。
時は元禄、犬将軍・綱吉の時代。イケメンで超強い戦闘力を誇る松尾芭蕉が、江戸に発生したゾンビの謎を解くという密命を帯び、奥の細道をたどって行きます。道道、ちゃんと俳句も詠んで。

はっきりいいましょう、純粋な作品としては欠点だらけなのでおすすめしません。
一応はストーリーがあるとはいえど、シーン描写はともかく、各場面がちゃんと繋がっていないとか、いろんな物事の「過程」がごっそり抜けおちているとか、ゾンビ強すぎ感染力高すぎあっという間に人間全滅するだろとか、とにかくツッコミどころが多すぎるんでおおらかな気持ちで読める人だけどうぞ。ただし、間違いなくオンリーワンな作品なので一見の価値はあります。

魔法科高校の劣等生 2 入学編 下

タイトル:魔法科高校の劣等生 2 入学編 下(小説:電撃文庫)
作者  :さとうつとむ:佐島勤
絵師  :石田可奈
デザイン:?
編集  :?

話題沸騰している、とにかくすさまじいまでに設定関連が膨大な魔法アクション。
魔法が現実の技術となった世界で、魔法科高校に入学したとある事情で劣等生の兄・達也と、魔法の才能に溢れた妹・深雪を中心に回る物語。

なんという兄無双。
タイプは違いますが、某シリーズのキリトさんのごとく並み居る敵を全くよせつけません。あっちよりさらに完璧超人かもしんない。ほとんどチート級。あ、ただweb版は読んでないんでこの先の展開を知らない立場として言うと、達也は恋愛はできそうにないな!

レトロゲームマスター渋沢

タイトル:レトロゲームマスター渋沢(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

「生徒会の一存」のように、基本的に場所と登場人物を限定し、主人公と委員長がひたすら「隠れ家」でレトロゲームしてるだけの話。

これはピンポイントな一点突破ですねー。
少なくともファミコン世代にはまちがいなくストライクな内容です。ただ、若年層は果たしてこれ読んで楽しいのかどうかがさっぱり予想つきませんが……。
少なくともコントローラ握りしめてむきになる委員長は超かわいいです!