名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/05/01 - の記事

半熟作家と“文学少女”な編集者

タイトル:半熟作家と“文学少女”な編集者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

文学少女フォーエバー。
本編終了後もしばらく続いてきたこのシリーズも、ついに幕引き。

ああ、めちゃくちゃ感慨深い……
ストーリーとしては、現役高校生で新人2年目にして超売れっ子作家でその上モデルもしているという雀宮快斗と、新しく彼の担当編集になった我らが永遠の”文学少女”こと天野遠子嬢を中心とした物語です。

わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 2 外泊ですが何か?

タイトル:わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 2 外泊ですが何か?(小説:ファミ通文庫)
作者  :やのゆい
絵師  :みやびあきの
デザイン:?
編集  :?

基本まんま中学生日記。
ただし、鍵となってくるサブキャラが妄想少女ですけどね!

もともと1巻の時点でも、すごく一昔前の少女小説っぽいなあという気持ちで読んでましたが、2巻を読んでみてもっとわかりやすい例えがひらめきました。もうね、完全に中学生日記なんですよ。
主人公はテンションがバカ高い浮き沈みの激しい中学生少女で、学園内で起きる事件に関わってその対処に奔走する。いじめだの万引きだのと、なにげに扱う内容は軽くないですが、それを最後には笑い飛ばしてしまえるような筆致が上手いですね。おすすめ。