名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/11/23 - の記事

BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。

タイトル:BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。 (小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :だいらくけんた:大楽絢太
絵師  :ワダアルコ
デザイン:?
編集  :?

魔王の配下の四天王による日常グダグダストーリー。

人類抹殺計画はいつまでたってもなんだかんだで遂行されぬまま、だらだら四天王が日常を過ごします。一人だけ人間がこっそり混じってますが、まあささいなことだよね!

2011年11月 の新刊情報 集英社スーパーダッシュ文庫

今月も新人作品が二つ。これまた気になるタイトルだ……

覇道鋼鉄テッカイオー [第10回スーパーダッシュ小説新人賞<大賞>] 八針来夏
サカサマホウショウジョ [第10回スーパーダッシュ小説新人賞<優秀賞>] 大澤誠
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!? ドラマCD付予約限定版 松智洋
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!? 松智洋
一緒に革命しませんか? 僕らのバラ色の出撃 淺沼広太

2011年11月 の新刊情報 MF文庫J

アキハバラヴァンパイアナイト2 七位連一
キミはぼっちじゃない! [第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 小岩井蓮二
この部室は帰宅しない部が占拠しました。3 おかざき登
しゅらばら!3 岸杯也
聖剣の刀鍛冶11 三浦勇雄
精霊使いの剣舞5 魔王殺しの聖剣 志瑞祐
つきツキ!5 後藤祐迅
剣の女王と烙印の仔 VIII 杉井光
ふぉっくすている? 5本目 冬木冬樹

11/11/22 - の記事

本日の名台詞

「モモ」
「なにがあっても私を信じなさい。私もモモを最後まで信じる。この舞台の上、この試合、たった十分もないような今この時間だけ――――モモを信じるから」


タイトル:アイドライジング! 2(小説:電撃文庫)
作者  :ひろさわさかき:広沢サカキ
絵師  :絵師(カ行)
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ハセガワ・オリン (281 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

アイドラジング。企業の最新技術のつまったバトルスーツによるアイドル同士のバトルといったイメージが最も近いかな?
1巻も悪くないんですが、2巻以降がぐっと盛り上がります。やっぱりスポ根系統は一度負けてからが本番ですね!

それでは台詞解説。
タッグマッチで相方のモモにオリンがかけた一言。これ、今までろくに連携がとれていなかった二人が特訓とかあれこれの結果、互いへの信頼を手に入れた末の台詞なので感慨深いですね。

パンツブレイカー

タイトル:パンツブレイカー(小説:一迅社文庫)
作者  :かみおじょうじ:神尾丈治
絵師  :丸ちゃん。
デザイン:?
編集  :?

幻想殺しならぬ、パンツ殺し。
半径2メートル以内のあらゆるパンツを消し飛ばす異能が荒れ狂う!

はい、どうしようもないバカ小説ですね。
しかしくだらないだけに、逆にハマると強い! サービスシーンがウリのエッチコメディから一歩前に出てバカ小説レベルにまで昇華させているところが高評価のポイントです。
赤枠おすすめですっ!
……まあなにぶん内容が内容だけに、人を選ぶとは思いますけど、ね?

11/11/21 - の記事

本日の名台詞

「そういえばシドー」
「ん? どうした?」
「水族館とは一体何なのだ?」
「何って……十香が行きたかったんじゃないのか?」
「勘違いするな。私はシドーと一緒にデェトがしたかっただけだぞ」


タイトル:デート・ア・ライブ3 狂三キラー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :五河士道&十香 (192 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

世界を危機に陥れる精霊から世界を救う手段、それはデートしてデレさせること!
とまあ、きてれつな発想のもと、繰り広げられるアクション&ラブコメ。意外と王道に忠実、それでいて変化球もありと、敷居は低くかつ楽しめる作品です。詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
十香は、精霊なので人間社会の知識には乏しく、他人の助けを借りて士道を水族館に誘ったまではいいのですが実は水族館がなんだか知らなかったのでした。……なんという破壊力の台詞! こういう部分が、十香さんを正ヒロインたらしめる部分ですね。奇をてらわず純粋に来るからやばい。

このライトノベルがすごい! 2012

タイトル:このライトノベルがすごい! 2012(その他:宝島社)
作者  :このらいとのべるがすごいへんしゅうぶ:このライトノベルがすごい!編集部
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

さて、では雑感など。
まあこのラノに関しては目利き&作品紹介のライターとして参加していることもあって、完全な一読者の意見にはならないかもしれませんがご容赦を。

まずはランキング。

別れる理由を述べなさい!

タイトル:別れる理由を述べなさい!(小説:一迅社文庫)
作者  :おおたりょう:太田僚
絵師  :H2SO4
デザイン:?
編集  :?

タイトルの感じから「修羅場なラブコメかな?」とか勝手に想像してましたが……実際の内容は、斜め上。修羅場じゃないけどある意味ではそれ以上。

ドMな主人公と、ドSな彼女。日々繰り広げらる『責め』に主人公は満足しているようなのに、なぜ別れ話を切り出したのか!?

うん、これはかなり真性のSとMだ。特殊な性癖の方、及びネタとして許容できる方にはおすすめ!

デート・ア・ライブ3 狂三キラー

タイトル:デート・ア・ライブ3 狂三キラー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?

桁違いの力を持ち世界を脅かす精霊を、武力ではなくデートしてデレさせてなんとかしよう!という、なんともすごい設定の物語。
こんな無茶な設定で、かつコミカルな部分が多いですが、それでいてきっちり伏線なども張ってありキャラの魅力も高いというおすすめなシリーズです。

3巻では予想通り新キャラ登場ですが……なかなか癖のあるのがさらに二人も!

11/11/20 - の記事

本日の名台詞

「ーー寂しがりやのくせに、他人に率直な好意を向けられるのは怖い」
「ーー気づかないフリをする。聞こえないフリをする」
「ーー逃げる。茶化す。誤魔化す。拒絶する」
「ーー自分は好かれてなどいないのだと、自分の心にさえ嘘をつく」

「……あー、小鳩のことか? たしかにあいつ、そういうところがあるんだよな……。昔から人見知りなんだ。今の中等部でもそんな感じみたいだぜ」

「ーー『なんだって?』じゃねえよ、ばーか……」
「……小鷹先輩がそれを望まれるのでしたら、理科はこれからも、これまでどおりのキャラクターを通しますけど。BLやメカやエッチなものが好きなのは別に嘘じゃないですし、アッパーにはしゃぎ回るのも、先輩にすげなくされるのも、それはそれで楽しいですし。でもね、小鷹先輩ーー」
「もうそろそろ、先に進んでもいいんじゃないかな? だってーー」


タイトル:僕は友達が少ない7(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :志熊理科&長谷川小鷹 (250 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

友達のできないもの同士が寄り集まって、隣人部なる部活を立ち上げ、友達を作ろうとバカな日常を繰り広げる……というラブコメ。お前ら十分リア充だろ!という指摘はもっともです。存分に泣いていいですよ?

それでは台詞解説。地の文がごそっと抜けてますが、そこはご容赦を。
ハーレムラブコメらしく、誰とも深い関係にはならずダラダラ続いてきたぬるま湯、そこに理科が爆弾を放り込む!
やー、理科はなにげに隣人部の中でぶっちぎり対人スキルも高く、一番の常識人だと思ってましたが、そういう理科の一面が最も顕著にでた台詞ですね。この先どうなるかはわかりませんが、たとえオチがついてもこの台詞の破壊力はすごい……。ラブコメでこれが言えるとは!

魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜

タイトル:魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけラブコメです。
ただ、このシリーズは設定がおもしろいんですよね。
世界には、<個性者>と呼ばれる特別な能力を持った子供達がいて、大人になるとそれぞれの個性にあわせて<勇者>や<魔法使い>として別の世界に行き、物語世界に行き、それぞれに与えられた<名>通りの力を発揮する。その働きはこちらの世界に利益をもたらすので、個性者たちは特別扱いを受けている。また個性者たちは、魔王、勇者、村人といったカテゴリによって行動に影響を受ける……

なにやら長いですね。大事なのはここ。
魔王、勇者などは普段一般人を個別の存在として知覚してないが、主人公は個体識別されて会話とかもできるんだよ! 特別扱いだよ! とまあそういうことです。
前巻で設定は出たので、2巻は主人公を挟んで、勇者と魔王の三角関係ラブコメをやってますええ。

11/11/19 - の記事

魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 上

タイトル:魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 上(小説:電撃文庫)
作者  :さとうつとむ:佐島勤
絵師  :石田可奈
デザイン:?
編集  :?

web小説で大人気を博し、文庫として発売にまで至った本シリーズですが、私はweb小説は一切読まないことにしてるので(ぶっちゃけ積み本崩すのでいっぱいいっぱいですよ!)、事前知識は全くない状態で読み進めているわけですが……

どうやらこの九校戦からが、真のスタートのようです。盛り上がってまいりました!

学園魔法アクション。魔法力という基準値では評価できないため劣等生扱いを受ける司波達也を主人公にした物語……ですが、劣等生等という言葉に騙されてはいけません。いわゆる俺TUEEEE!系なので、主人公は劇強です。
まあその分、立ちふさがる障害をばったばったとなぎ倒す快感はありますね。

11/11/17 - の記事

本日の名台詞

「変われるかもしれないと、最近気がついたんだ……」
「俺はここに来て、二つのことをしたいと思うようになった……。一つは見守ること……。誰にも好意を持てなかった俺が、誰かを愛しいと思い込み、慈しんだらどうなるだろうかと思った……」
「もう一つは見続けること……。人間からかけ離れた俺が、誰よりも人間らしいやつの側にいたらどうなるだろうと思った……」
「だから俺はあんたを倒す。生きて次のステージに行く。これは俺の生まれて初めての望みなんだ。お前なんかに、邪魔はさせない……!」


タイトル:ギフテッド(小説:電撃文庫)
作者  :にまるしゅういち:二丸修一
絵師  :りょう@涼
デザイン:?
編集  :?
キャラ :加納弥助 (318 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

絶賛オススメの作品。詳細は書影クリックで。
いわゆる売れ線からは外れた内容にキャラですが、しかし非常におもしろい!!

それでは台詞解説。
サイボーグとのあだなまでつけられるくらい感情の起伏が少ない主人公。それゆえ冷静。しかしそんな主人公にも感情の揺れは存在したのです。うん、静かですが熱いいい台詞です。

イヤになるほどヒミコなヤンキー

タイトル:イヤになるほどヒミコなヤンキー(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらあきら:相原あきら
絵師  :堀愛里
デザイン:?
編集  :?

これはまたなんというか……

主人公は幽霊嫌いの元ヤンキーでいろいろあってキャバクラ務め、最後は腕力にせよ人の悩みを解く鍵となるのは手相。なんでしょう、特徴を三点挙げただけで漂うこのマイナーなオーラは。

どうもこの作者さんは、無意識に呼吸をするかのように王道外しする傾向があるんじゃないでしょうか。今までの作品はほぼ読んでるだけにそうとしか思えない。
話としては、それなりに熱くおもしろかったです。

2011年11月 の新刊情報 ガガガ文庫

「人類は衰退しました」は来夏にアニメ化とのことです。
……アニメ化前にイラストレーター変更とか史上初なんじゃないか?

最弱の支配者、とか。 竹内佑
僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない 豊田巧
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 渡航
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 渡航
人類は衰退しました1 (新装版) 田中ロミオ
人類は衰退しました2 (新装版) 田中ロミオ

2011年11月 の新刊情報 一迅社文庫

別れる理由を述べなさい! 太田僚
パンツブレイカー 神尾丈治
俺がお嬢様学校に 「庶民サンプル」 として拉致られた件 七月隆文
萌えるゴミは火曜日に。2 川波無人

最弱の支配者、とか。

タイトル:最弱の支配者、とか。(小説:ガガガ文庫)
作者  :たけうちゆう:竹内佑
絵師  :あけぼしかがよ:明星かがよ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない

タイトル:僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない(小説:ガガガ文庫)
作者  :とよだたくみ:豊田巧
絵師  :松山せいじ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件

タイトル:俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(小説:一迅社文庫)
作者  :ななつきたかふみ:七月隆文
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/11/16 - の記事

真サムライガード3 帰ってきた天才少女……って、もう少女じゃないし

タイトル:真サムライガード3 帰ってきた天才少女……って、もう少女じゃないし(小説:GA文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :ちゃあ:CH@R
デザイン:?
編集  :?

徳川幕府がもしも倒れず、さらに剣も廃れなかったら……というIFのもとに綴られる現代を舞台にしたチャンバラアクション。

真サムガになってから、清海が不在になり会話にツッコミ役がいなくなってどうにも冴えなかったんですが、ここに来て逆に会話がグダグダトークになりきれない分、全体的に緊迫感が維持でき、この巻に関してはかえってよかったかも。

11/11/15 - の記事

本日の名台詞

「林檎」
「すぐに芽が出るものなんて、ないんだよ」


タイトル:のうりん 2(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?
キャラ :畑耕作 (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

パロディからシモネタ、フォントいじり、なんでもありの大暴走農業コメディ。
コメディだけで終わらず、きちんと農業というシビアな部分についても描写されているところがポイント。

それでは台詞解説。
林檎が育てていた大豆に事件発生。落ち込む林檎を励ますために、耕作は声をかけます。これ、実際の文脈で読むとかなり心に来ます。

本日の名台詞

「岐阜では日常茶飯事だぜ!」


タイトル:のうりん 2(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?
キャラ :畑耕作 (76 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

農業高校を舞台に、やりたい放題するコメディ。自重は……ない。
個人的には今年読んだ中では一番のオススメ。表現技法が、なにげに一般小説では不可、ラノベでないとやれないことがいろいろ詰まってます。

それでは台詞解説。
……なにが日常茶飯事なのかは読んでください。やばいのでここでは書けない!
ただお隣の愛知県、それも岐阜県にかなり近いところに住んでるだけに「あー」と納得。岐阜とか群馬とか川越市とか、とにかく頑張れ。

煉獄姫 4幕

タイトル:煉獄姫 4幕(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :かやはち:kaya8
デザイン:?
編集  :?

安心?のダークファンタジー。
強大な煉術を使いこなす代わり、その身体自身が毒素と化し、何人も近づけない”煉獄姫”アルトと、煉獄の毒素が無効な特殊体質の少年・フォグを主役に、敵勢力との煉術バトルが展開。

確かな筆力による迫力のアクションもさることながら、人の悪い描写があちこちに顔を出す、ここが魅力です。

4巻では、アルトはかわいくなってますが、それはそれとして……やっぱり人が悪いよ!(当然褒めてます)

俺はまだ恋に落ちていない

タイトル:俺はまだ恋に落ちていない(小説:GA文庫)
作者  :たかぎこういち:高木幸一
絵師  :庭
デザイン:?
編集  :?

第3回GA文庫大賞<期待賞>受賞作。

あらすじによれば、"トライアングル・ラブコメディ"。となると、いわゆる典型的な三角関係ラブコメを想像しますが……

ささいな日常を積み重ねて細かい変化を読み取る、そういう感じの青春小説模様がどちらかというと前面に出てます。
ラブは薄め。
よって、破天荒な展開を望んだり尖りまくったキャラをお好みの方にはやや不向きかも。あと、個人的には開始数ページが異様に読みにくかったんですが、つっかえたのはそこだけなのでもし読む時に引っかかっても耐えてください。
そんなわけでいろいろ書きましたが、以上に挙げた点で興味を覚える人には間違いなくおすすめです。

11/11/14 - の記事

本日の名台詞

「うち、結婚できんかもしれん」
「真伊は可愛いから大丈夫だよ」
「でも、うち、男子とうもう話せんけえ、もしかしたら一生独身かもしれん。ほうなったら、さびしいけえ、お兄ちゃんの家の近くに住んでもええ?」
「いつか僕が家を持てて、そして真伊が一人だったら、一緒に住めばいいよ。真伊の部屋を必ず用意しとくから」
「ほんまあっ! うち、お兄ちゃんのお嫁さんと仲ようして、いっとも家の隅っこで、おとなしゅうしとくけえ、ほしたら、ずっと家に置いといてくれる?」
「いいよ」


タイトル:妹ホーム(小説:電撃文庫)
作者  :かしわばそらじゅうろう:柏葉空十郎
絵師  :ありかわさとる:有河サトル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :相葉真伊&相葉佑 (222 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

広島弁のおっとり妹が非常にいい味を出している兄妹ものというかラブコメというか寮ものというか、まあそんな感じの話。貧乏に負けずがんばる兄妹は健気。作品詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
広島弁の味が出つつ、妹の真伊がお兄ちゃんを頼りにしてるところが上手く感じてもらえるといいんですが……。兄の佑との絆が壊れるかも、と思ったら怖くなったらしく弱気になっている妹。それを励ます兄。ああ、いいですねえ。

のうりん 2

タイトル:のうりん 2(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?

1巻の勢いは健在! 相変わらずのひどさ!(褒め言葉です)

農業高校を舞台に、やりたい放題のラブコメ。
ギャグのアクセルは全開ですが、取材をきっちり行って農業高校の日常についてもかなり突っ込んだ部分まで描写されていることが大きなポイント。
ただ笑えるだけで終わる物語ではないのです。

さて。
無法地帯のシリーズなんで、なんでもありですが今回は『四天農』が出ます。5人いるけど気にしちゃいけない。

妹ホーム

タイトル:妹ホーム(小説:電撃文庫)
作者  :かしわばそらじゅうろう:柏葉空十郎
絵師  :ありかわさとる:有河サトル
デザイン:?
編集  :?

この作品は、だいたい以下の要素からできています。

・広島弁のおっとり妹
・貧乏ながらも強い絆で結ばれた兄妹愛
・後半、『わけがわからないよ!』な急展開

ちょっと、後半がウルトラCでしたが妹がかわいすぎる!
ラノベにありがちな、法律なんてどうでもいいからお兄ちゃんと一つになりたい的なものじゃなく、まっとうで強固な兄妹愛パワーが伝わってきて非常に微笑ましかったです。おすすめ。

シアンの憂鬱な銃

タイトル:シアンの憂鬱な銃(小説:電撃文庫)
作者  :さはらなつき:佐原菜月
絵師  :西E田
デザイン:?
編集  :?

わけあり神父と、本能で行動する新米刑事によるちょっと変則なバディ(相棒)もの、というのが一番わかりやすいかな。

……で。
前半部分は非常におもしろかった……んですが、後半話をでかくしすぎて制御しきれなくなってるかなあという部分が。実に新人らしい荒削りな作品といえます。今後への期待も込めて紹介。

11/11/13 - の記事

本日の名台詞

「ここから飛び降りてください。以上が試験内容です」


タイトル:ギフテッド(小説:電撃文庫)
作者  :にまるしゅういち:二丸修一
絵師  :りょう@涼
デザイン:?
編集  :?
キャラ :? (14 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細については書影クリックで。
異能は一切出てきませんがこの緊迫感! 燃えます。赤枠オススメ。

それでは台詞解説。
名台詞、というか正確にはこの作品をこれ以上ない位に特徴づける台詞と言うべきかもしれません。高層ビルから何の備えもなくいきなり飛び降りるのが試験なんですよ? いや、はじめにこの台詞を見た時には「え!?」と思いましたね。
なお、結果については作品を読むべし。

ギフテッド

タイトル:ギフテッド(小説:電撃文庫)
作者  :にまるしゅういち:二丸修一
絵師  :りょう@涼
デザイン:?
編集  :?

この作品、露骨な萌え描写はないし炎を操ったり幻想をぶち殺したりといった異能は一切出てきません。イラストにしても売れ筋からはおそらく外れてます。

が。
読んだ感想から言えばすっごいおもしろかったです! うん、赤枠オススメいっときましょう。
(一時的にお客さんが増えているようなので補足しますと、トップページのサイト上部で黒枠や赤枠表記されるのが特におすすめする作品です。他に類を見ないもの、新人さんには甘め評価の傾向あり)