名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/09/05 - の記事

本日の名台詞

「フク、そろそろ死ねば?」
「言葉って暴力だよね」
「なんにしろ、これで私の勝ちだ。今日のSIMIRIAでの奢り確定」
「金品を賭けてはいけないと法律で決まっています! 正義よ、レノーン!」
「自分から賭けを言い出しておいてすごい言い草だ。あなたはこちらのアホですか? それともこちらのバカですか?」
「正直に言えば、鉄の斧を返してくれるとかないの?」
「頭に刺してなら返してやるが?」
「わー逆の意味で優しいね」


タイトル:TOY JOY POP(小説:HJ文庫)
作者  :あさいらぼ:浅井ラボ
絵師  :柴倉乃杏
デザイン:?
編集  :?
キャラ :− (13 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ま、とりあえず序盤のくだらんノリを見てもらうと言うことで。(名台詞としてはちょい反則ですが……)賭け将棋決着後の一幕。

TOY JOY POP

タイトル:TOY JOY POP(小説:HJ文庫)
作者  :あさいらぼ:浅井ラボ
絵師  :柴倉乃杏
デザイン:?
編集  :?

なにもせず、だらだらと無目的に集まって他愛もない無駄話をするサークルメンバー5人の日常を描写したまったり系の小説……などと思ったら足元すくわれますよ?
はいはい、まずは作者名を確認してくださいね。浅井ラボとあります。
その、あの「され竜」の人です。
1冊で(たぶん)読み切りなので、入門編としてはちょうどいいかもしれません。物語もたぶんそれなりです。それなりというのは……うん、まあ読んでみれば分ると思います(ぇ
万人にすすめるにはちょっと作りが偏っているのですが、こういう話は大好きですね。

うぶこい~初恋成就戦争なんだからねッ!!~

タイトル:うぶこい~初恋成就戦争なんだからねッ!!~(小説:ZIGZAG NOVELS)
作者  :?
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?

作者は、うぶこい応援委員会 (児玉新一郎、紫はすみ、わかつきひかる)。
ここでジュブナイル・ポルノを少しでも知っていればわかつきひかるという名前に反応したでしょう! 一般小説初挑戦とのことで、私もそれで興味を覚えました。(たしかわかつきさんの著作は過去一冊だけ読んでたはずだけど、ぶっちゃけ超とばし読みだったので全然内容を憶えていないのです……)
この名前に反応できる人は買っておいて損はないです。わかつきさんの担当エピソードは私も気に入ってます。

内容は三人がそれぞれ違うキャラクターを担当しての連作短編(中編?)形式のラブコメです。
ヒロインは複数で男は一人。いわゆるギャルゲ-方式とでも言いましょうか。
五人の少女が突然現れた天使(みたいな謎の生物)から、ある少年を災厄から救うために少年の初恋を手に入れなければならないと言われ……というあらすじです。

基本的にまいじゃーでは中身には踏み込まないことにしてますが、私自身これについては言いたいこともあるし、あえて感想を書きますのでネタバレとか嫌いな人は以下は読まないようにご注意を。

06/09/04 - の記事

本日の名台詞

「……ぬしよ」
「一つだけ、答えてくりゃれ」
「ぬしが……こんなお人好し、なのは……」
「な、なんでじゃ?」


タイトル:狼と香辛料 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?
キャラ :ホロ (227 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

経済要素を持ち込んだ、ファンタジー。
行商人ロレンスと、相方の賢狼ホロのロードノベルでもあります。
経済という要素をきっちりと作品に盛り込んだ骨太な骨格を持ちながらも、ロレンスを手玉にとる老獪にして魅惑的なホロによってエンターテイメントとしてのバランスもとれた傑作です。

さて、台詞解説ですが……
ホロの問う「なんでそんなにお人好しなのか?」の答えは果たしてなんなのか? 正解は本編でお楽しみください(笑)

06/09/03 - の記事

本日の名台詞

理屈はいい。
メガネをかけるんだ。


タイトル:ぱにぽに 9巻 初回限定版(小説)
作者  :ひかわへきる:氷川へきる
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :桃月眼鏡推進委員会 (0 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ぱにぽに9巻の初回限定版はスクール眼鏡という冊子が付録に付いていて、その中のPRと銘打ったキャッチに上のような台詞がありました。なんかものすごく納得したので思わず名台詞に入れてしまいました。

冊子の中身はぱにぽにキャラに眼鏡をかけたカラーイラストとか、メガネゲーム企画とかメガネ小説とか桃月学園メガネ女子座談会とかもうやりたい放題です。実にいいものです。

ぱにぽに 9巻 初回限定版

タイトル:ぱにぽに 9巻 初回限定版(小説)
作者  :ひかわへきる:氷川へきる
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

限定版付録冊子のスクールメガネがイイ!
はじめに断っておくと、ぱにぽに9巻の限定版はネット上ではamazonのマーケットプレイスぐらいでしか、手に入らないと思われます。新品は全滅じゃないかな? むしろ大きめのオタク系以外の(笑)書店だとまだ入手できるかもしれません。(9/1現在の話)

06/09/02 - の記事

まいじゃー投票システムテスト

MVP Maijar Vote Program システムテストです。
好きな3文字略語を選んでポイント投票。
わけがわかりませんが、テスト用なのでいいのです。

さて、問題は本番までに私がおりがみを買って、かつ、読破できるか?
というところにあるわけですが、投票していなかったらお察し下さい。
……それ以前にちゃんと動くのかな?これ??(ぇ




今回のルール

・「お名前」の入力は必須です
・ポイント割り振り式の投票です
 3ポイントを割り振ります
 ポイントを残す事もできますが、後日、割り振り直すことはできません
 最低1件にはポイントを割り振って下さい

まいじゃー投票システムテスト

MVP Maijar Vote Program システムテストです。 好きな3文字略語を選んでポイント投票。 わけがわかりませんが、テスト用なのでいいのです。 さて、問題は本番までに私がおりがみを買って、かつ、読破できるか? というところにあるわけですが、投票していなかったらお察し下さい。 ……それ以前にちゃんと動くのかな?これ??(ぇ

トータル投票数 :

本日の名台詞

あのとき、遠子先輩はぼくを慰めてくれたのだろうか。
遠子先輩は、ぼくの悩みを聞いてくれたわけでも、ぼくを抱きしめてくれたわけでも、肩を叩いて励ましてくれたわけでもない。
ただ、側にいてくれた。
きっと、それだけでも、救われることはあるのだ。
特別なことや、難しいことでなく、ただ、隣でそっと本のページをめくってくれるだけでも……。


タイトル:”文学少女”と飢え渇く幽霊(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :井上心葉 (157 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

文学少女シリーズ第二弾。
やっぱりおすすめです。本文もイラストも両方おすすめです。

まあ台詞解説は……特に不要かな?

”文学少女”と飢え渇く幽霊

タイトル:”文学少女”と飢え渇く幽霊(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに注意点を挙げておきます。
今回もとある文学作品をモチーフにしているわけですが……
「あとがき」と「あと描き」にはでっかいネタバレがあります。
この作品は本文から先に読みましょう。

終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末

タイトル:終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末(小説:ファミ通文庫)
作者  :あきさかあさひ
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

終末ものです。
ただの終末ものではないんですが……
以下、あらすじに載っている程度のネタバレがありますので私みたいに極端にネタバレを嫌がる人は読まないでください。なお、まだ下巻が出てないので結末は不明ですが、なかなかおもしろかったですよ。

私のKnightになってよネ! 2

タイトル:私のKnightになってよネ! 2(小説:ファミ通文庫)
作者  :さとうりょう:佐藤了
絵師  :いしだあきら:石田あきら
デザイン:?
編集  :?

1巻では、普通のラブコメかと思いきや途中から急にミステリな展開をみせ、さらには学園ファンタジーに化けるというウルトラCを展開、とどめに最後の展開では完全にすべての読者を呆然とさせた作品の続編です。
正直に言います。2巻が出るとは思ってませんでした(笑 いやこれ以上どう話を転がすつもりかわかんなかったので。

さて、その2巻ですが……
1巻ほどの衝撃はないですが、やっぱり物語がどう展開するのか全く読めません。ほんと、どうなっちゃうんでしょうね?

レゾナンス 1.夕色の墜落

タイトル:レゾナンス 1.夕色の墜落(小説:スニーカー文庫)
作者  :やまはらゆき:山原ユキ
絵師  :矢野口君
デザイン:?
編集  :?

ダーク調の現代学園ファンタジー。
MPという精神寄生体による超常的な犯罪者を、精神に寄生体を棲まわせながらも制御している”形成局”の特殊技能代行人によって特定し、保護もしくは排除する……というお話。
サスペンス調ですが、物語展開としてはこの手の物語としては普通です。ハッピーエンドを迎えられそうにないのはなんとなく描写を読んでいれば想像がつくんじゃないかと思われるので、あえて大団円には成り得ないと最初に提示しておきます。

06/09/01 - の記事

本日の名台詞

「わたしは、この本を読めば読むほど、おなかがすくの。心がからからに飢え渇いて、喉がどうしようもなく締めつけられて、狂おしいほどの飢餓感に頭が熱くなって、息が苦しくなるの。なのにどうしてだか、いつも最後まで読んでしまうのよ」


タイトル:”文学少女”と飢え渇く幽霊(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :天野遠子 (267 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小説を文字通り「食べちゃう」くらいに愛している”文学少女”天野遠子と、文学部のわけありな後輩で本編の主人公の少年・心葉。この二人が自分の身の回りで起きている事件に関わっていきます。
文学作品が大きな鍵になっているところがこのシリーズの特徴です。

それでは台詞解説。
遠子の場合、文字通り「おなかがすく」わけですが、なんかいい表現だなと理由もなく思ったものでとりあえげてみました。どの本か言ってしまうとネタバレになるのでそれはご自分でお確かめあれ