名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「わたしは、この本を読めば読むほど、おなかがすくの。心がからからに飢え渇いて、喉がどうしようもなく締めつけられて、狂おしいほどの飢餓感に頭が熱くなって、息が苦しくなるの。なのにどうしてだか、いつも最後まで読んでしまうのよ」


タイトル:”文学少女”と飢え渇く幽霊(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :天野遠子 (267 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小説を文字通り「食べちゃう」くらいに愛している”文学少女”天野遠子と、文学部のわけありな後輩で本編の主人公の少年・心葉。この二人が自分の身の回りで起きている事件に関わっていきます。
文学作品が大きな鍵になっているところがこのシリーズの特徴です。

それでは台詞解説。
遠子の場合、文字通り「おなかがすく」わけですが、なんかいい表現だなと理由もなく思ったものでとりあえげてみました。どの本か言ってしまうとネタバレになるのでそれはご自分でお確かめあれ。